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シトロエン勢は、マニュファク2位死守に向けて臨戦態勢

©CITROEN

WRCコルシカ戦でマニュファクチャラーズ選手権2位の座を奪回したシトロエン勢は、今週末開催のスペインで一気に後続を引き離す構えだ。

今季唯一のグラベル/ターマックのミックスラリーでは、WRCでの長い経験を武器に、独特のプリペアと効率的な運営に自信を見せるシトロエン勢。グラベルのデイ1終了後、翌日からのターマック路面に向けてのセッティング変更ではマシンのパーツ交換も数多く、細部にまで振り返り確認を行ったという。

昨年はこのスペインで4位に食い込んでいるマッズ・オストベルグは、ドライバーズ選手権でも4位につけている。
「独特のチャレンジングに挑むラリー。コルシカの後はグラベルでテストを行ったので、どちらの路面に対しても準備はできている」とオストベルグ。

「デイ1のグラベルステージは、これまでの参戦で経験してきた道とよく似ている。この日でいい滑り出しを決めるのはもちろん重要だが、3デイともそれぞれに重要だ。グラベル戦では、いつもポディウムフィニッシュを視野に入れている。今回はスタートで上位争いに食い込み、舗装でも勢いを続けていかなくてはね」

クリス・ミークも昨年は、パンクで順位を落としたものの、一時2位につけるなどの活躍を見せており、今年はポディウムフィニッシュを狙う。
「1日はグラベル、2日間は舗装というラリーのスタイルは、僕はとても気に入っている」とミーク。

「グラベルでは、走行順が遅いのでダストの問題は避けられるはずだ。舗装では、昨年はコンペティティブな走りができたし、2回のパンクでリザルトにはつながらなかったが、DS 3 WRCは完璧だった。トラブルなしで走り切れれば、ポディウムが現実的な目標。しかし、本当に狙うのは、マニュファクチャラーズ選手権での2位死守だ」

なお、このスペイン戦では、ハリッド・アルカシミもエントリー。ドイツ、オーストラリア、コルシカに引き続きステファン・ルフェーブルも、PHスポールからDS 3 WRCで参戦する。



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