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WRC GB:プレ会見「今後の事はボスに聞いて」

©CITROEN

WRC GBのスタート前に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。去就が注目されるシトロエン・レーシング。今後についての質問にクリス・ミークは「ノーアイディア」と明言を避けた。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
エルフィン・エバンス=EE(MスポーツWRT)
クリス・ミーク=KM(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
ヤリマティ・ラトバラ=J-ML(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
ヘイデン・パッドン=HP(ヒュンダイ・モータースポーツ)

M-SPORT

M-SPORT

Q:エルフィン、母国戦を迎えての気分は。
EE:すごくワクワクしている。ステージは最高のようだし、待ち切れない、それだけだ。

Q:ターマックでは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたが、グラベルに戻る気分は。
EE:問題ない。テストでかなり変更を施したので、特にトリッキーなコンディションの時には自信につながると思う。フィーリングはいいので楽しみにしている。

Q:コンディションがトリッキーな時には、とは。
EE:雨になることも多いラリーなので、そう言った。競技中、どうなるかは分からない。どれだけ雨が降るのかは分からない。たぶん土曜日かな。なるようにしかならない。

Q:全開でプッシュする姿を見られるか。
EE:もちろん、そうするつもりだ。本当に楽しめるステージ。唯一の道はアタックしていい走りをすることだ。いい走りをすることに専念して楽しみながら、どの位置につけられるかを見たい。

Q:来季に関してのプレッシャーはあるか。
EE:今年の初めと何も変わらない。来季のシートが100%確定していないことは分かっている。今は近づいてはいるから、それを後押ししなくては。魔法が使えるわけじゃないから、出来る事をするしかない。

Q:クリス、母国に一番近いイベントだ、楽しみにしているか。
KM: その通り、一番近い。初めて出たラリーはブルドッグだったし、初めてのステージはGartheiniogかDyfiだったと思う。母国にいるような気分だよ。伝統の一戦だし、伝統のステージもある。レッキは雨が多かったが、主催者は道路の管理に努力してくれたし、いい流れだ。楽しみにしている。

Q:マニュファクチャラーズ選手権のことを考慮していくか、それともプッシュしていけるのか。
KM: こうしたタイプのステージでは、マシンの動きを引き出す事に務めなくてはならない。何かが崩れるとグリップがなくなり、戻れなくなる。昨年は、Brenigでミスをして2位を失ってしまった。このイベントでは、いつもいい速さを出せている。チームメイトのマッズは経験も多いし、とても強いだろう。2人が揃っていい仕事ができれば、問題ないはずだ。

Q:ラリーGBの最も過酷な点は何か。
KM: 天気、マッド、トリッキーでスリッパリーなイベントだということをみんな分かっている。FIAは耐久タイプのラリーを推進したがっているようで、明日はサービスなしの一日となる。土曜日はタイヤ交換なしで110kmのステージを走り、日暮れ後のステージもある。朝5時に出発して、戻るのは夜10時。さらに天気のことも加わる。

Q:今季一番よかったことは何か。
KM: WRC初優勝はかなり特別だ。でもポルトガルではいい速さを見せたし、ヤリマティといいバトルができたがタイヤマネジメントがうまくいかなかった。この2戦は僕のハイライトだったが、スウェーデンも2回目の参戦でベストタイムに近い走りができたし、モンテのパワーステージもよかった。

Q:今後については。
KM: ノーアイディア。まだ仕事が3日残っているから、ボスに聞いて。僕には分からないし、チームの中にも何が起きているのか分かっているものはいない。今はただ待つしかない。

Q:ヤリマティ、ここでの経験が豊富だ。
J-ML: 14回目の参戦だが、ラリーGBは実は15回目。2001年にはスペクテイターとして来ている。そうだね、ここでの経験はある方だね。

Q:楽しみにしているか。
J-ML: 第2の母国戦のようなものだ。高速の林道ステージ、特にMyherinだね。

Q:なぜMyherinなのか。
J-ML: よりオープンでワイド、ラインを捕まえるタイプのステージで、コーナーの前に体制を整えられる。フィンランドのような感じだ。

Q:ここで優勝することは、自信につながるか。
J-ML: 僕はもうベテランだと思うから、ここでは優勝を狙って戦うべき立場。トップ争いができれば、シーズンの締めくくりとして、2016年に勢いをつなげていける。

HYUNDAI

HYUNDAI

Q:ヘイデン、最終戦を前にしての気分は。3年契約が発表されたことでプレッシャーが軽減されたか。
HP:複数年契約が固まったことで、間違いなく肩の荷が降りた。でも同時に、いいパフォーマンスをしなくてはならないし、これまで以上にハードに取り組まなくてはならないというプレッシャーがある。気構えが違う。ここ数戦は来季に向けてのウォームアップにしていたので、今回はもっと上位に行きたいね。

Q:今週末の展望は。
HP:GBは、2007年に僕がニュージーランド以外で初めて参戦したラリー。ステージの性格は好きだし、特にデイ1の高速ステージはいいね。スリッパリーになると難しくなるけど、対応できるから問題ない。過去には少し苦手だったけれど、今週末はそれに取り組む完璧な機会だ。

Q:プレイベントの動画では羊の毛狩りにチャレンジしていたが、かなり残酷な刈り方だった…。
HP:2頭目はよかったんだよ!



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