この日は計6SS、3つのステージを2度ずつ走行する。3.33kmの名物ステージ『スイートラム』を挟み、30kmのロングステージが2本という構成になっている。初日はラリーGBらしいウエット路面で、非常に滑りやすいコンディションのもと行われた。
オジエは午前中の3SSすべてでベストタイムをたたき出し、順当にラリーをリード。12.9秒差でミークが続き、ミークの3.9秒後方では前戦でWRC初優勝を果たしたアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン)が上位をうかがう。SS2ではヤリ‐マティ・ラトバラがコースアウトしリタイアを喫した。ラトバラはデイ2での復帰を予定している。午後のオープニングとなるSS4ではミークが意地のベストタイムをたたき出し、オジエとの差を7.7秒にまで縮めてみせた。ミークはその後もオジエに食い下がるも、オジエはSS5、SS6と連続ベスト。この日の6SS中5SSでベストタイムを獲得する速さを見せてミークとの差を13.5秒とし、首位を堅持した。
総合4番手にはシトロエンのマッズ・オストベルグ、5番手にヒュンダイのダニ・ソルド、Mスポーツのオィット・タナックが6番手につけている。今回のラリーでヒュンダイのワークスノミネートを受けたヘイデン・パッドンは7番手、地元のエルフィン・エバンスは8番手となっている。
競技2日目のステージはSS7〜15の9SS。オープニングのSS7は日本時間の16時29分スタート予定だ。
【SS6後暫定総合順位】
1.セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン) 1:16:03.5
2.クリス・ミーク(シトロエン) +13.5
3.アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン) +31.4
4.マッズ・オストベルグ(シトロエン) +43.0
5.ダニ・ソルド(ヒュンダイ) +1:18.7
6.オィット・タナック(フォード) +1:34.9
7.ヘイデン・パッドン(ヒュンダイ) +2:03.5
8.エルフィン・エバンス(フォード) +2:21.6
9.ロレンツォ・ベルテッリ(フォード) +3:21.5
10.ステファン・ルフェーブル(シトロエン) +3:25.4