全日本ラリー選手権第9戦新城ラリーのデイ2は、デイ1で築いたリードを守った奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)が優勝、2013年に続き2連覇を飾った。
デイ2も県営新城総合公園では、デモランやトークショー、ラリーカーの展示などのイベントが目白押し。その裏で6カ所のSSで争われた
デイ1を終えて首位奴田原と2番手新井敏弘/竹下紀子(スバルWRX STI)との差は40秒。オープニングのSS7で新井は奴田原との差を一気に16秒縮めるが、2ループ目のSS10では逆に奴田原が新井を10秒引き離す。結局リードを守り抜いた奴田原が今季5勝目を挙げた。2位は新井、3位は高山仁/河野洋志(スバルWRX STI)が入賞した。
デイ1を終えて1秒以内に3台がひしめく激戦となっていたJN5は、4番手につけていた天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツGRMNターボ)がSS7で大きくタイムを縮めSSを終えて首位に浮上。SS10後に上原利宏/佐瀬拓野(ホンダ・シビックタイプR)が逆転するが、SS11で川名賢/高橋巧(トヨタ86)が再逆転し、そのままリードを守り優勝を果たした。2位は天野、3位は上原となった。
JN4クラスはデイ1で大量リードを築いた竹内源樹/加勢直毅(スバルBRZ)がリードを守って優勝。2位は山岸健/渡邉晴子(トヨタ86)、加納武彦/横手聡志(スバルBRZ)が3位となった。
JN3クラスもベテラン岡田孝一/石川美代子(マツダ・デミオ)がデイ1のマージンを守りつつ、SS7ではベストタイムを刻む好走で前戦に続き2連勝。石川昌平/竹原静香(トヨタ・ヴィッツRS)が2位、3位は唐釜真一郎/松浦俊朗(マツダ・デミオ)となった。
そしてJN1クラスはターマックでは負けなしのRX-8を駆る中村晃規/古川智崇が完勝。高篠孝介/廣嶋真(スズキ・スイフト)が2位、石城健司/露木明浩(マツダ・デミオ)が3位で最終戦を終えた。