シュコダ・モータースポーツは、2015年のAPRCチャンピオン、ポンタス・ティデマンドが来季のコ・ドライバーとしてヨナス・アンダーソンと組む事を発表した。
アンダーソンと言えば、2015年まではマッズ・オストベルグのコ・ドライバーを務め、そのオストベルグは2016年のMスポーツ復帰を発表したばかりだ。しかし、オストベルグは自身のフェイスブックで「月曜日にMスポーツ復帰の発表があり、火曜日にはアンダーソンからコンビ解消を告げられた」と明かしていた。
アンダーソンは、イーブン・マネジメントからのオファーを受けて、ティデマンドのコ・ドライバーに就任。イーブン・マネジメントは、アンドレアス・ミケルセン、エサペッカ・ラッピなど、近年急成長を見せるドライバーのマネジメントを担当している。ティデマンドとアンダーソンはいずれもスウェーデン出身で、ティデマンドは来週、25歳の誕生日を迎える。
「ヨナス・アンダーソンをシュコダ・モータースポーツに迎える事をうれしく思う。チーム初年に素晴らしい成果を収めたポンタス・ティデマンドの成長にいい影響を与える事ができるのは、彼のようなレベルの経験を持つ人間しかいない」とシュコダ・モータースポーツのディレクター、ミハエル・ハラバネクはコメント。
ティデマンドは今季、全6戦のAPRCで5勝という圧倒的な強さでタイトルを獲得した他、シュコダ・ファビアR5のデビューシーズンにWRC2にも参戦、スペイン戦で部門優勝を飾っている。金曜日にパリで開催されるFIAガーラには、その相棒を務めたエミル・アクセルソンと出席する。
「エミルと僕は素晴らしい一年を過ごした。彼のスキルとキャラクターは2人の成功に重要な要素だ。だから、僕たちの関係が終わるのは悲しいし、エミルの今後の活躍を期待している。一方で、新たにヨナスと組む事にはワクワクしている。大変な経験を持っているからね。彼との仕事を楽しみにしているよ」
電撃的な移籍を果たしたアンダーソンは「新しいチャレンジを求めていた。だからポンタスのパートナーのポジションが空くのは、僕には絶好の機会だった。シュコダ・ファビアR5に乗るのが待ち切れないよ。ポンタスのことは昔から知っているから、コンビとしての仕事を軌道に乗せるにもいいと思う。もちろんトップを狙っていくよ」