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新しい顔ぶれのMスポーツ、気持ち新たにモンテカルロで出陣

©M-SPORT

2016シーズンはマッズ・オストベルグ、エリック・カミリというドライバーズラインナップでWRCに挑むMスポーツ。新しい布陣で気持ちを新たに迎える初イベントは、伝統の開幕戦、ラリーモンテカルロとなる。

天候、路面など複雑なキャラクターのモンテカルロだが、オストベルグは初参戦の2013年に6位でフィニッシュ。ここ2年はポディウム目前に迫っている。今年はコ・ドライバーに、元アンドレアス・ミケルセンのパートナー、オーラ・フローネを迎えるが、オストベルグ/フローネの組み合わせはこれが初めてではなく、オストベルグがラリーキャリアを積み始めた2004年頃にはコンビを組んだこともある。

しかし、ワークスチームでWRCに挑むのは、コンビとしてはもちろん初めて。シーズンブレイク中は、ペースノート合わせの作業に時間を費やしてきた。フローネは昨年のモンテカルロでポディウムフィニッシュを果たしており、今年はオストベルグにとっても心強い戦力となりそうだ。

「オーラと一緒にラリーに参戦するのは、本当に久しぶり。すべてをパーフェクトにしなくてはならないので、新しい関係を煮詰めるのは時間がかかるものだ。でも、正直、問題になるとは思っていない」とオストベルグ。

「2004年ぶりのコンビだが、今のところ順調にうまくやっている。オーラはペースノートを全部ノルウェー語にしなくてはならないが、進み具合には2人とも満足している。いいチームになる自信があるよ」

一方、ワークスチームからWRカーでの初参戦となるカミリだが、フランス出身だけに母国からも盛大な応援が届きそうだ。カミリと、ベテランコ・ドライバー、ニコラス・クリンガーは、Mスポーツと共に2回に渡り大規模なテストに参加した。フィエスタRS WRCに慣れながら、様々なセットアップを試し、堅実に滑り出しを迎えるべく準備を進めてきた。

「フィエスタRS WRCでのデビュー戦を楽しみにしている。難しいラリーだということは分かっているが、アドレナリンは高くスタートが待ち切れないよ」とカミリ。
「テストはとてもいい内容になった。Mスポーツのワークスドライバーとして充実したテストができたのは、本当に特別な気持ちだったが、本当の試練はこれからだ。最初の目標はラリーを走り切ることだが、マシンに手応えが感じられれば、もちろん自分の限界を見たいと思う。世界最高レベルのラリーだが、自分たちがどこまでレベルを高められるのかはまだ分からない。自分の能力を最大限まで活かすドライビングをして、自分たちの力量を見極めたい」



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