FIA INTERNATIONAL RALLY of TSUMAGOIは、29日(金)にレグ1(セクション1)の5SSが行われ、竹内源樹/加勢直毅(スバルWRX STI)が、2番手を走行する青木光広/青木郁香(三菱ランサーエボリューションⅩ)に3分56秒6の大差を付けてトップに立った。
早朝から雪に見舞われた29日(金)は、ラリーがスタートする夕方頃から本降りとなり、ステージは深い雪に覆われる難しいコンディションとなった。この難ステージに対し、ゼッケン1の新井敏弘/小坂典嵩(スバルWRX STI)とゼッケン2の炭山裕矢/保井隆宏は、大会で使用が認められているスパイクタイヤを装着して各ステージをアタックする。だが、タイヤと路面とのマッチングが合わなかったことに加え、ステージに降り積もる雪の“ラッセル役”となってしまったため、SS4まで3番手を走行していた新井が戦線離脱、さらに炭山もSS5を終えてトップから4分26秒1遅れのクラス3位で初日を終えた。
このコンディションを味方に付けたのが、竹内だ。SS1でベストタイムを奪った竹内は、その後も2位以下に大差を付ける走りを披露し、SS5で2位に浮上した青木に3分56秒6もの大差を付け、早くも独走態勢を築き上げた。
競技2日目の30日(土)は8SS(29.589km)が設定されている。2日目オープニングとなるSS6「Panorama L1」は、10時08分に1号車がスタートする予定だ。