2016年、TOYOTA GAZOO Racingのラリーチャレンジプログラムとして、トミ・マキネン・レーシングのサポートのもと、フィンランド選手権フル参戦に挑む勝田貴元と新井大輝が、1月28−30日に開催された開幕戦、アークティック・ラップランド・ラリーに参戦。新井は昨年に引き続きフィル・ホール、勝田は新たに昨年までエルフィン・エバンスとともにWRCを戦っていたダニエル・バリットと、英国人コ・ドライバーと組んでのシーズンインとなった。マシンはいずれもR4仕様のスバルWRX STI 。
ラリー前にはフィンランドで氷上・雪上トレーニングを積んで準備を進め、スタートを迎えた2クルー。グループR4/N4に相当するSM2クラスで新井は開幕ステージからクラス2番手タイムを連発し、クラス総合2位を堅守。全10SS中、SS5〜9まではクラストップタイムを連発し、クラス2位でポディウムフィニッシュを果たした。
クラス優勝は、同じくR4仕様のWRX STIを駆るテーム・アスンマー、クラス3位にもインプレッサのユハ・コリオネンが入り、スバル勢がポディウムを独占した。初めて英国人コ・ドライバーとの実戦をスノーラリーで迎えた勝田は、開幕ステージをクラス7番手と堅実にスタート。続くSS2では新井に次ぐ3番手タイムをマークしたが、SS3の42.64kmロングステージでコースアウト、残念ながらリタイアとなった。
SM2クラス リザルト
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|
1 | テーム・アスンマー | スバルWRX STI | 2:03:25.8 |
2 | 新井大輝 | スバルWRX STI | +1:37.2 |
3 | ユハ・コリオネン | スバル・インプレッサ | +7:23.0 |