ヒュンダイ・モータースポーツは、開発中のR5仕様のi20の初テストを先週、南フランスのフォジョンクースで行った。
2015年9月に立ち上げたカスタマープロジェクト部門の、初めてのプロジェクトとして取り組んでいるこのR5プログラムは現在、12月に加入したアンドレア・アダモが陣頭指揮に当たっている。
今回、ドライバーを務めたのは、ケビン・アッブリング。その後、夏まで様々な場所でテストを続け、ホモロゲーション取得を目指す。今回のテストが順調に進んだことから、ヒュンダイ・モータースポーツは予定通り夏のリリースは見込めそうだと自信を見せている。
このi20 R5は、WRCでも2016年から投入している5ドアの新世代i20がベース。R5規定に合わせ、1.6L直噴ターボエンジンに32mmのリストリクターを装着。5速シーケンシャルギアボックスを採用している。
カスタマー・プロジェクトマネージャーのアダモは「ヒュンダイ・モータースポーツの新しいR5ラリーカーのテストが始まり、非常に盛り上がっている」とコメント。「今回の初めてのテストでは、信頼性に専念して行い、カスタマードライバーにとってドライビングを楽しめるように初期トラブルを洗い出した。夏の終わりには供給を始めるという目標に向けて、順調に進んでいる」