今年のラリースウェーデン、デイ2に設定されたバーガセン。ジャンプスポット、コリンズ・クレストで有名なステージだ。2015年はティエリー・ヌービルが44mとそれまでの最長飛距離記録をマークしたが、今年はその記録がさらに更新された。
新記録を樹立したのは、R5仕様のフォード・フィエスタでWRC2部門を戦うエイビン・ブリニルドセン。ノルウェー出身で、今イベントは母国戦同然となるブリニルドセンは、バーガセン2回目の走行となるSS16で45mの大ジャンプを披露、今年のコリンズ・クレスト・アワードを受賞した。
「フィエスタR5があんなに速いなんて信じられないとティエリーが言ってたって聞いたよ。確信できないなら今度、彼を隣に乗せてあげるよ!」とブリニルドセン。このジャンプスポットは、ギヤを5速に入れ、時速165km付近でジャンプに入ったという。「クレスト前の連続コーナーの続き具合は完璧だから、かなり速度が上がってくると分かっていた。ステージの前、すべてが計画どおりに進んだら記録更新に挑んでみようと決めていたんだ。とにかく右足をしっかり踏み続けていただけ。それ以外にないんだよ!」
コリンズ・クレスト過去の記録
2015年 ティエリー・ヌービル 44m
2014年 ユホ・ハンニネン 36m
2013年 ティエリー・ヌービル 35m
2012年 オィット・タナック 32m
2011年 ケン・ブロック 37m