3月3-6日に開催されるWRC第3戦ラリーメキシコは、競技最終日の3月6日に80kmの超ロングステージ、グワナファトを設定する。この距離は、30年のWRCの歴史の中で最長と、主催者は誇りを見せる。
メキシコを代表するラリードライバー、ベニート・グエラJr.によれば「具体的なルートはまだ知らないが、ざっくり計算すると最も速いドライバーで、52、53分かかると思う」という。
「これが最終日に行われるのだから、面白くなりそうだ」という。高地のステージが多く、エンジンへの負荷も大きいことで知られるラリーメキシコだが、グワナファトは標高1884mからスタートし、最高地点では2517mに達する。
この最終日に設定されるのは、このほかパワーステージ(12.08㎞)のみ。今年のラリーメキシコは、この最終日にも総合順位に大きな変動が起こる可能性を秘めることになりそうだ。
コンパクトなルート設定でも知られるラリーメキシコ、今年は総走行距離1077.08kmに対し、総ステージ走行距離は399.71kmとステージ比率は37%となる。うち、この最終日と、42.67kmステージを2回+30.38kmのステージなどが8SSが設定される3月5日土曜日は、1日のステージ比率が45%に達する。