ラリーメキシコ、デイ1終了後の各ドライバーからのコメント。走行順に恵まれたこともありオジエに30秒以上の差をつけて首位に立ったラトバラ。開幕2戦ここまでノーポイントに終わっているだけに、何としても上位リザルトを狙いたい意気込みをコントロールすることに挑んでいる気迫を感じさせた。
[フォルクスワーゲン・モータースポーツ]
フォルクスワーゲン・ポロR WRC
ヤリマティ・ラトバラ/総合首位
「ポジティブな一日だった。午前は走行順がアドバンテージになったが、簡単というわけではなかった。El Chocolateの最初の走行は非常にスリッパリーなところもあり、自分が速かったかどうか分からなかった。でも自分のリズムを維持したのが、正解だったと思う。午後は、リスクと慎重さ、バランスよく走りリードを広げる事ができた。走行順はいいが、まだまだ先は長い」
セバスチャン・オジエ/総合2位
「ここまでのところは、十分満足している。限界の走りをした。午前はスリッパリーなグラベルでもグリップを得られるよう、ソフトタイヤを選ぶというリスクを選んだ。この週末の目標は、選手権での直接ライバルであるアンドレアス、マッズ、ヘイデンたちよりも上の位置をキープすること。ここまでは予定通りに進んでいる。でも、El Chocolateの1回目では、何頭かの牛が道を渡ってきて危ない場面があった。幸い、僕にも牛にとっても、スムースに回避できた。今回は、ゲートが閉まっている心配もなかったよ!」
ヒュンダイi20 WRC
ダニ・ソルド/総合3位
「本格的な競技初日を終えてポディウムポジションをキープできたんだから、喜んでいい。まだ先は長いが、悪い滑り出しじゃない。今日はEl Chocolateが全てだった。1回目はまずまずの走りだったが、ソフトタイヤを2本、スペアで積んでいったが結局は必要なかった。このためリアの動きが暴れたけど、そう悪くはなかった。リピートステージはすごくスリッパリーだった。ミケルセンには少しギャップを築いたが、まだ2日間残っているので、騒ぐのはまだ早い」
ティエリー・ヌービル/SS4でデイリタイア
「本当に残念だ。昨日は本当にポジティブな滑り出しだったので、こんな一日にはしたくなかった。いいタイヤチョイスをして、El Chocolate(SS4)ではスプリットもよかったから、なお悔しい。クレストでリズムを失いスピンして、左フロントのサスペンションを破損し、一日が終わった。タフなラリーだから、これまでのことを見ても何が起こるか分からない。だから、チャレンジを続けてラリー2で再スタートし、どこまで迫れるかやってみる」
フォルクスワーゲン・ポロR WRC
アンドレアス・ミケルセン/総合4位
「午前は少し慎重になり過ぎて、El Chocolateでは少し抑え過ぎた。チームメイトにも遅れをとったが、全体の進捗には満足している。トリッキーなタイヤ選択でも、いい判断ができた。午前はソフト4本でいき、午後はハードで攻めようと思ったが、El Chocolate2回目でジャンクションでスリップし過ぎて、逆にタイムロスした。その後はマシンが思う通りにならず、速さが落ちてしまった。明日は3位を目指したい」
[ヒュンダイ・モータースポーツN]
ヒュンダイi20 WRC
ヘイデン・パッドン/総合5位
「午前はタイヤ選択を誤り、ベストの走りではなかった。ハードコンパウンドに向いていると予想していたが、考えていた通りではなかった。SS5では壁に接触し、サスペンションを曲げてしまった。何とか対処して、午後はよくなった。賢明なラリーを目指し、トップ5キープを目指している。まだタフなステージが待っている」
[Mスポーツ]
フォード・フィエスタRS WRC
マッズ・オストベルグ/総合6位
「午前はタイヤチョイスを誤り、タイムロスになった。コーナーを2つ越えたところで選択を誤ったと分かったが、そんなこともある。今は速さを取り戻すことに努めている。いい走りをしている感触はあるが、思うようなタイムが出ていない。明日はエンジョイすることに努め、向上を目指す」
エリック・カミリ/総合11位
「SS4でスローパンクに見舞われ、午後はギアトラブルが起きた。もちろん残念だが、時にはこんなこともあるし、前向きでいるべきだ。全部のステージは走り切ったし経験を積めたのは、将来に向けて重要なことだ。今は明日のことに専念し、この難しいイベントのことを学び続ける」
*デイ表示を修正しました。