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WRCオーストラリア:WRCポスト会見「自分よりもチームのために」

 

WRCオーストラリア、フィニッシュ後記者会見の内容
(抜粋)

●WRCポストイベントカンファレンス出席者
1位 – セバスチャン・オジエ=SO(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
1位 – ジュリアン・イングラシア=JI(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
2位 – ヤリマティ・ラトバラ=J-ML(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
2位 – ミーカ・アンティラ=MA(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
3位 – アンドレアス・ミケルセン=AM(フォルクスワーゲン・モータースポーツII)
3位 – オーラ・フローネ(フォルクスワーゲン・モータースポーツII)
ヨースト・カピート=JC(フォルクスワーゲン・モータースポーツ代表)

Q:
自身22勝目、今季6勝目、おめでとう。加えてフォルクスワーゲンはマニュファクチャラーズタイトルを確定させた。いい週末になったね、セブ!
SO:
心のそこから、もちろん素晴らしい気分だよ。ポディウムの上でも言ったけど、ラリードライバーは少しエゴイストになってしまう傾向にあるけど、僕たちはまずチーム、マニュファクチャラーのために働いている。今日、ポディウムに上がれてうれしいよ。初めての1-2-3だし、そのために戦ってきた。可能だって事はわかっていた。チームの3クルーはみんな素晴らしいし、必死で戦わなくてはならない。ヤリマティとミーカは、ずっとプレッシャーを与えてきた。アンドレアスとオーラもよくやったね。彼らがいなければ、1-2-3を達成することはできない」

Q:
今週は緊迫したバトルが続いて、多くのドライバーが僅差につけていた。この勝利をどう評価する?
SO:
最高の一勝だよ。金曜日の午前中からプッシュを始めた。幸い、初日はあまり距離が長くなかった。100km以下だったし、1本はシェイクダウンの一部だった。これが大きかった。あの一本で初日は救われた。それから、マッド。これで初日をリーダーで折り返すことができた。ちょっとビックリしたけどね。ここ数週間辛かったから、誇りに思っている。あまり強くなかった自分のモチベーションを高める努力をした。支えてくれたみんな、そしてヨーストにこの時間を捧げたい。

Q:
選手権にとってもいいことだ。
SO:
もちろん。マニュファクチャラーズタイトルのことは祝えるけど、僕にとってはドライバーズタイトルの面でも大きなステップだ。これで50ポイント差がついたし、あと一勝で決められる。それがフランスでの目標だけど、まずは楽しみたいし、それからフランスに集中する。去年は最高の思い出ができたから、また同じことを再現したいけど、今回は勝たなくてはならない。

Q:
いい週末になったが、ドイツでのクラッシュ以降は厳しかったのでは?
JI:
そうだね。セブも言ったように、あのクラッシュの後、僕は少し動揺していて、立ち直るのに時間がかかった。ここに来るまでに10日間あった。でも、ここに入ってからは完璧だった。マシンが自分に合っていれば、乗っていると怖さは感じない。シェイクダウンの最初の走行は少し妙な気分だったけど、週末通して順調だった。

Q:
ヤリマティ、昨日午後のタイヤ選択が今回の最大の鍵になったと思うか?
J-ML:
今回のラリーでは2回、ドラマがあった。最初は開幕ステージで、ブレーキのトラブルで7秒をロスした。それからデイ2、タイヤの選択を誤った。チームでは同じ予報士を使っているが、3人のドライバーはそれぞれ違う選択を行った。セバスチャンの走りは完璧で、リアにソフトを履いていた僕は太刀打ちできなかった。

Q:
選手権についてはどう考えている?
J-ML:
チャンスは少なくなったけど、終わるまではまだ分からない。チャンスが残されている限り、戦い続けるよ。フランスを心から楽しみにしている。ターマックを走るのも、ラリーフランスも好きだ。

Q:
今日はマシンの中でスプリットを取らなかった。なぜ?
J-ML:
チームに自分のドライビングに専念したいと伝えた。もし、来年スプリットがなくなったら、いい練習になるかもしれないしね!メンタル面でベストを尽くして、ドライビングだけに専念するにはいい方法だった。

Q:
2位は素晴らしい結果だ、ミーカ。でも少しガッカリしている?
MA:
ヤリマティが言った通り、去年の2位は気分的には勝ったようなものだったが、そうだね、少しガッカリしている。でもベストを尽くそうと泥良くし、チャンスがあってそれを活かすことができなければ、ガッカリもするよ。でも、チームとしてはとてもうれしい。ヨーストも僕たちも、最高の仕事ができた。

Q:
アンドレアス、3位フィニッシュでフォルクスワーゲンのポディウム独占に貢献した。前戦とはかなり違った光景だが、結果には満足?
Q:
SO:
彼は前戦もポディウムにいたよ。いなかったのは僕たちだ!
AM:
今回の目標は、選手権3位を維持して、4位との差を広げることだった。同時に、4人のチームメイトと一緒にポディウムに上がれたのは、アメージングな気分。難しいイベントだったし、タイヤ選択も難しかったけど、全体として、チームのエネルギーはすさまじかった。

Q:
ポーランドではセブと争ったが、レギュラーでトップ争いをできる段階に来たか?
AM:
前よりもその段階に来ている手応えはある。昨年は、必死で走らなきゃ出なかったタイムが、今は普通に出せる。次に必要なのは安定感だけど、それも備えつつあると思う。もう少しプッシュできるようになったら、安定を維持し、それからまたさらにプッシュ、一歩一歩築いていくんだ。今年は僅差のタイムもあるけど、一番の目標は選手権で3位に入ることだ。

Q:
オーラはどんな気分?
OF:
いいよ。満面の笑顔をするべきなんだけど、何て言ったらいいか分からない。クリス(ミーク)が、昨日の夜につけていた位置から、朝起きたら1分のギャップがあったのは残念だった。こういうのは好きじゃない。戦うのが好きだ。でも選手権という点では素晴らしいね。

AM:
あぁ、僕は戦うものがあるよ。オーラは選手権では3位につけていないから、彼のために戦うよ。

Q:
ヨースト、このオーストラリアでは、フォルクスワーゲンがマニュファクチャラーズタイトル2連覇と初めての1-2-3-も決めた。今週は、文句なしだね!
JC:
そうだね、本当に最高だ。うまい言葉が見つからないけど、誰よりも僕がチームのみんなを誇りに思っている。あんなに素晴らしいスタッフはいないよ。朝食も昼食も、夕食も一緒にとりながら、それぞれ戦っているんだ。チームオーダーなんか何一つ必要ない。こんなチーム見た事がないよ。

J-ML:
ヨーストには感謝している。ドイツでは辛い思いをさせてしまった。1分もリードを築いていたのに、母国戦でチームを厳しい立場に立たせてしまった。チームにとって辛い時間だったけど、いまこの結果を見ることができて本当にうれしい。180度、気分が変わったよ。

JC:
この1-2-3フィニッシュとマニュファクチャラーズタイトルを、全世界で私たちを応援してくれる50万人のフォルクスワーゲンの従業員に捧げたい。彼らがいなければ私たちはここにいることはなかった。

Q:
ヤリとセバスチャン、ドイツの後からのプレッシャーは?
J-ML:
ドイツでのミスの後、プレッシャーは大変だったけど、メンタルコーチと努力してすぐにそれを乗り越えた。ここに来る時もあのミスのことを考えたけど、モチベーションは高かった。レッキの間、少し迷いがあった。コースオフをしたコーナーは、レックの間に変更を行って、自信が十分ではなかった。レッキではもっと集中しなくてはならないと分かっていた。集中力が高まってきているのを感じる。時にはそういう能力を呼び覚まさなくてはいけないんだよ。

SO:
大きなクラッシュから立ち直るのはいつでも簡単には行かない。ラッキーにも僕たちはテストがあったから、リズムを変えて立て直した。でも一番の方法は、また前回で走って、いつも仕事に戻ること。しっかり集中できたね。



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