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Mスポーツ、オーストラリアでWRC250戦目

 

 今季のWRC第10戦目となる今週のラリーオーストラリアでは、MスポーツがWRC参戦通算250戦目を迎える。

「WRCの参戦が既に250回目に達しようとしているなんて、信じられない」とマネージングディレクターのマルコム・ウィルソンはコメント。「Mスポーツにとって、ここまで達成できたことを誇りに思うし、メンバーひとりひとりの努力の賜物だ。250戦に至るまでに、我々は様々なドライバーたちと200回以上のポディウムフィニッシュを果たし、勝利も50勝を上回る。フォードのために世界タイトルも2回獲得した。250参戦も、またひとつの記録だ」

 しばらく勝利から遠ざかっているMスポーツだが、ミッコ・ヒルボネンはオーストラリアで過去3度、勝利を飾っている。ドライバーズタイトルの望みはなくなったが、現在、4位とわずか1ポイント差につけているヒルボネンにとっては、ここで面目躍如を果たしておきたいところだ。

「オーストラリアは、2006年に初めてWRC勝利を飾るなど、いい思い出がたくさん残っている」とヒルボネン。「運に恵まれていることもあったが、ステージも素晴らしく、フィンランドと性格が似ているところもあるから、自分の国に戻った気分になる時さえあるんだ! もちろんポディウムを狙うよ。できない理由も見つからないし、楽しみにしている」

 チームメイトのエルフィン・エバンスは、WRCフル参戦初シーズンの今季、このオーストラリアが最後の初参戦イベントとなる。しかし、昨年、オーストラリアの国内戦イベントでフィエスタR2をドライブした経験を持っている。

「今回も初参戦イベントなので、100%集中して臨みたい」と慎重な構えを見せるエバンス。「オーストラリアのラリーで少しでも経験があるのはラッキーだけど、WRC戦はまったく違うチャレンジだと思う。主催者からの動画を何度も見て感触をつかんだり、できる限りの準備は行ってきた。自分の課題に専念し経験を積むことができれば、いい週末になると思うよ」



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