ヒュンダイ・モータースポーツは、テストドライバーのケビン・アッブリングをWRCポルトガルとイタリアに参戦させることを発表した。
この2戦では、チームは4台体制となるが、アッブリングが駆るのは、ヘイデン・パッドンがモンテカルロで使用したスペックと同じ2015年仕様のi20 WRCとなる。アッブリングの今季WRC参戦は、合計3戦を予定しているが、3戦目のイベントがどこになるかはまだ決定していないという。
今季は、夏にリリースが予定されているi20 R5の開発に主軸を置くアッブリングだが、昨年はダニ・ソルドが負傷欠場したスウェーデンを加えたWRC5戦に参戦し、コルシカ戦では一時2位につける活躍も見せている。
「ポルトガルとイタリアへの参戦が決まり、ワクワクしている」とアッブリング。
「ポルトガルの後にすぐイタリアが続くので、最初の一戦で学んだことをすぐに活かせる。参戦数が少ないので、準備は2倍かかると思うが、昨年のWRC参戦の経験を活かし、ポルトガルではできるだけ早くリズムをつかみたい。将来的にはフル参戦をめざしているが、今は新型i20 WRCとR5の開発という大きな仕事も任されている」