全日本ラリー参戦のアクテックがDS3 R3T-MAXのシェイクダウンテストを公開 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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全日本ラリー参戦のアクテックがDS3 R3T-MAXのシェイクダウンテストを公開

©AQTEC

2016年の全日本ラリー選手権JN5クラスにシトロエンDS3 R3T-MAXで参戦するアクテック インターナショナルが、シェイクダウンテストの様子をメディアに公開した。

会場となったのは山梨県韮崎市のスポーツランド山梨。全長約1kmのサーキットは起伏に富んだレイアウトを持ち、林道のような雰囲気を感じさせるテクニカルコースだ。そのスポーツランド山梨の協力により今回のテストが行われた。

ドライバーは関根正人。前日、初めてDS3 R3T-MAXのステアリングを握ったばかりとのことだが、マシンの感触について聞かれると「3000回転以上のトルクが強大で、乗っていて安心感がありますね。まずは新井(敏弘)さんと相談して決めた推奨の値で走りだしたところです。暫定のセットですが、まあまあ当たっている感じです。いまのところトラブルも出ていません」と明るい表情だ。同乗走行では油圧式サイドブレーキを使ったターンを披露するなど、すでにマシンを自在にコントロールしているようにも見えた。

シトロエン・レーシングが製作した標準仕様からはバケットシートをレカロに交換したほか、排ガス検査をクリアするため、輸入車マフラーに豊富な実績を持つアーキュレーが製作した触媒を装着している。今後、開幕戦までにブレーキキャリパーをENDLESS製に、ショックアブソーバーをKYB製に、ホイールをワーク製にそれぞれ変更する予定だという。

今シーズンのJN5クラスにはRR車両の参戦が増えそうな気配だが、現時点でRR車両での全戦フル参戦を発表しているのは、関根のほかにキャロッセの柳澤宏至がいる。ラリープラス・クスコレーシング・ラリーチームが持ち込むプジョー208 R2については「みんなDS3の方が速くて有利だろうと言いますが、日本の林道には208の方が合っているかもしれません」とコメントした。

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順調な仕上がりを見せるアクテックのDS3 R3T-MAX。コ・ドライバーの小坂典嵩もテストに参加し、アライメントを調整しながら繰り返し走行しデータを蓄積していた。



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