世界ラリークロス選手権第2戦は5月6−8日、ドイツのホッケンハイムリンクで開催される。昨年に引き続き、ホッケンハイム戦はドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)と併催となり、ドイツのモータースポーツ界は大いに盛り上がる週末を迎える。
ラリークロスイベント用には、ザックスカーブの内側に、ターマックとグラベルがミックスされた特設コースが設置される。世界RXの最高峰クラス、スーパーカー部門には21台がエントリーした。シリーズ初開催の昨年、ホッケンハイム戦を制したのは、現王者のペター・ソルベルグ。レイニス・ニッティス、ティミー・ハンセンが残りのポディウムポジションを占めた。
今年はさらに、今季からシリーズ参戦に挑んでいるセバスチャン・ローブ、ケン・ブロックが登場。プジョー勢は、さらにデイビー・ジャネイ、ケビン・ハンセンと、4台のプジョー208 WRXを投入してくる。
地元ドイツのマティアス・エクストロームは、世界RXとDTM、両方のイベントに参戦。
「両シリーズのレースに出るのは、かなりのチャレンジだけど、こういったことに挑むのは大好きだよ」とエクストローム。昨年はラリークロス戦だけの参戦に留めていたが、先月にはDTMの公式テストに参加している。
このホッケンハイムでは、今季のRXライトカップ部門が初戦を迎える。300馬力・4WDマシンのワンメイクシリーズは、今季7戦で構成されており、現在スーパーカー部門で活躍するケビン・ハンセンやケビン・エリクソンがキャリアを積んだ若手の登竜門クラスだ。
世界ラリークロスのスケジュールは、5月6日にプラクティスに続いてQ1、Q2を実施。7日はウォームアップに続いてQ3、Q4を走行。ライトカップはこの日にファイナル、DTMはレース1が行われる。8日はスーパーカー部門のセミファイナル、ファイナルが行われる。その後、DTMのレース2が行われる。