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東大&ホンダ学園海外ラリープロジェクト、2017年はチューニングにも挑戦

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6月4日、埼玉県ふじみ野市にあるホンダ テクニカル カレッジ関東にて、2016-2017年の東京大学・ホンダ学園海外ヒストリックラリー参戦プロジェクトのキックオフミーティングが行われた。

今回で7期目を数えるこのプロジェクトは、東京大学とホンダ学園の授業の一環として実施され、学生がマシンのレストアや整備から、スポンサー活動、広報活動、ロジスティクス、ラリー参戦の手配まで、ほぼすべてのことを自分たちの力で行っている。東京大学側が13名、ホンダ学園が9名という体制でスタートする。

キックオフミーティングの時点では、参戦イベントやチーム名なども確定していなかったが、チーム名については素案を基にこのキックオフミーティングの場でディスカッションを実施し「チーム若武」に決定した。

参戦イベントは現時点でイベントスケジュールが確定していないため未定だが、2016年に参戦したニュージーランドのタルガ・バンビーナに出場することを検討している。それに伴い、これまではリライアビリティランに向けたマシン作りだったものから、バンビーナのようなスペシャルステージラリーへとレストアの方向性を変更。エンジンチューニングやサスペンションセッティングなどは、7期目にして初めての試みとなる。

マシンは、今年もホンダ・シビック1200RS SB1を新たに1台レストア予定で、すでにホンダ学園側での作業が開始されている。また、昨年使用したシビックは東京大学側で整備を行い、トヨタ・レビンTE27なども含めて、複数台を使用する予定だ。

ミーティング中には、昨年ドライバーを務めた篠塚建次郎選手からビデオレターで、「学生は毎回入れ替わるので、毎年イチからのスタートということで、ドライバーにとっては歯がゆい面もありますが、新鮮で楽しみです」と激励のコメントが届いた。残念ながら欠席だった東京大学プロジェクトリーダーの田村君は、「リーダーとして、学校は違えど同じ学生としてぶつけ合って頑張っていけたらと思います」とビデオをとおして全員に気持ちを伝えた。



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