6月10日〜12日に開催された全日本ラリー選手権第4戦「がんばろう!福島MSCCラリー2016」において、ラリープラス・クスコレーシング・ラリーチームの柳澤宏至/中原祥雅(プジョー208 R2)がJN5クラス優勝を達成した。
初日、柳澤は設定された8SSのうち4つのステージでベストタイムを重ね、1日目を終えてトップから3.7秒差の2位と好位置につけた。逆転を期した2日目、トップの関根正人/小坂典嵩(シトロエンDS3 R3-MAX)との差を徐々に詰め、この日の序盤に逆転に成功。その後、首位を巡る一進一退の激しい攻防を制し、最終的に4.9秒差でJN5クラス優勝を果たした。
日本国内のグラベルラリーをRR車両が走ったのは今大会が初となる。RR車両がグラベルでどのようなパフォーマンスを見せるのか注目を集めていたが、初戦にしてその実力を示した格好だ。
チームは第3戦若狭ラリーから2連勝を達成。この結果、柳澤は0.6ポイント差で大倉聡を上回り、JN5クラスドライバーランキングのトップに立った。