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Mスポーツ、ポーランドの雪辱をフィンランドで

©M-Sport/McKlein

WRCポーランドでは、オィット・タナックのフォード・フィエスタRS WRCが優勝目前に迫る活躍を見せたことを受け、同じくフィエスタRS WRCを投入するMスポーツは、選手権屈指の高速グラベル戦、今週のWRCフィンランドで雪辱を晴らしたい構えだ。

マッズ・オストベルグが最後にフィエスタRS WRCでフィンランドに参戦した時は、ポディウムに上がっていることもあり、今年もその勢いを再現することに意欲を見せる。
「ラリーフィンランドに向けて、完全集中している」と気合いを見せるオストベルグ。
「このイベントに向けて必死で取り組んできたし、オーラともしっかり準備を積んできた。サルディニアで見せたステージベストのペースを取り戻したいと気合いを入れている。ポーランドでの8位は願っていたリザルトではなかったが、昨年は9位だったし、その後のフィンランドではポディウムに上がった。そのことを頭にいれて、序盤からコンペティティブに走ることに専念する。すべてが予定通りに進めば、ポディウムを狙わない理由はない」

一方、エリック・カミリは、昨年初めてフィンランドに参戦。地元の若手エサペッカ・ラッピに3.7秒差に迫る速さも見せたが、SS3でミスによりリタイアを喫している。この時はラリー2で再スタートし経験を積んだカミリは、WRカーで臨むフィンランドの名ステージで経験を活かしたいところだ。

「ラリーフィンランドは特別なイベントだし、WRカーで初めてあのステージを走るのが待ち切れない」とカミリ。
「昨年の参戦から少し経験があるが、今年はまったく新しいチャレンジになる。WRカーであの道を走る速さは、信じられないほど素晴らしい。テストが本当に楽しかったし、エンジニアとも懸命に取り組んだから、準備は万端だ。昨年は、思うような展開にはならなかったが、自分の速さには満足できた。グラベルでの経験が少なくどうすればいい走りができるのか、まだ探っているところだったが、コンペティティブなタイムが出せた。ここのところ見せてきたペースを、さらにレベルアップしていきたい」



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