日本人若手ふたりが乗るフォード・フィエスタR5をプリペアするマルコ・マルティン・レーシングの代表を務めるマルコ・マルティン(写真右)が、TOYOTA GAZOO Racingチャレンジプログラムについてコメントした。
「ドライビングにはもちろん才能が必要だ。それがなければ高いレベルにいくことはできない。でも、それと同時に、そこに到達するまでには足りないものを学んでいくことも重要だ。トヨタが新しい、しかも自国のドライバーを連れてくるのは悪いことじゃないし、いいプログラムだと思うよ彼らがこれからたくさんのことを学ばなければならないことは確かだ。でも、日本にもヨーロッパ同様にラリーの文化があるわけだし、まったくの初心者ってわけじゃない。トミ・マキネン・レーシングが1年間教えてきて、そのおかげでちゃんと成長しているしね。僕自身も必要ならいつでも喜んで手助けするつもりだ。もうすでに少しアドバイスもしているしね。とにかく我々としてはふたりがいい仕事ができるように、全力でサポートしたい」
エストニア出身のマルティンはトヨタ・セリカのグループAマシンで初期キャリアをスタートし、2000〜2001年にはスバル、2002〜2004年はフォード、2005年にプジョーとワークスチームをわたり歩き通算5勝を挙げた。2005年ラリーGBでのアクシデントでコ・ドライバーのマイケル・パークを亡くし、現役生活を引退している。