8月7日に行われた世界ラリークロス選手権第7戦グランプリ・トロワリビエラ(GP3R)のファイナルで、レース5位でフィニッシュしたペター・ソルベルグが、フィニッシュラインを超えた後、100mほどで後続車から追突されるアクシデントが発生した。ソルベルグは、検査のため病院に搬送された。
そのソルベルグは自身のフェイスブックで、病院での画像を公開。「ひとまず、僕は大丈夫だよとみんなに伝えたくて。すごくハードなプッシュだったんだ。もしかしたら、キャリア最大級のヒットだったかも! 2004年のWRCドイツでのクラッシュよりもひどかった」とコメントを寄せた。
「病院ではくまなく検査してもらい、ポジティブな報告を受けた。骨に異常はなく、ただ背中を打ちつけた衝撃がひどすぎたようだ。もうすぐチームと合流して、夕食に参加するつもりだ。僕らは、選手権リーダーに立ったからね!」
ソルベルグに衝突したのは、アントン・マルクルンド。データによれば、アクシデント時、ペターは勝者のティミー・ハンセンが祝っていたのが見えたため時速35kmにスローダウンして走っていたところに、マルクルンドが時速140kmで突っ込んだという。その時、マルクルンドのマシンは、ブレーキがまったく効かなくなっていた模様だ。
ソルベルグのマシンの状態も悪く、チームは9月2日にフランスで開幕する次戦までにマシンをカナダから戻して修復しなくてはならない状況となってしまった。