8月18日に開幕するWRCドイツ戦で、DMACKは舗装用タイヤの新しいレンジを投入する。
シーズン中盤のジョーカーを活用し、DMACKがドイツ戦でデビューさせる新スペックの舗装タイヤは、ドライ用DMT-RC2の修正バージョンと、新登場のフルウエットパターンを施したDMT-W。
WRCドイツ戦、DMACKタイヤユーザーには、ドライ用にはソフトとハードコンパウンドが用意されるが、いずれもアップグレードされたコンストラクションと、4カ月におよぶテストと開発を行ってきた最新のコンパウンド技術が投入されているという。
FIAの新規定に悪天候時の安全性を向上させることが盛り込まれていることを受け、DMT-Wは舗装路面の水たまりやウエットに対応することに特化してデザインされている。先日ミシュランが発表した新ウエットタイヤ同様、左右対称のトレッドパターンは、掘りを深くして水はけを向上させているが、乾き始めた路面でも使用できるように大型の路面ブロックは維持している。
DMACKのマネージング・ディレクター、ディック・コーマックは「今シーズンの始め、我々はテストや製品開発を通してDMACKを次のレベルに引き上げることを目指してきた」とコメント。
「グラベルタイヤでは我々の能力を証明したので、舗装用製品についても懸命に取り組んできた」