FIAとWRCプロモーターは、9月8‐11日にWRC第10戦として予定されていたラリーチャイナに関して、主催側から開催キャンセルの公式要請を受け取ったことを発表した。
中国のASNであるCAMFとイベント主催者のル・スポーツは、ステージエリアである北京市怀柔区が7月に豪雨に襲われ洪水が発生したことにより、ルートが甚大な被害を受けたとしている。
先週にはFIAとWRCプロモーターの代表が急遽中国を訪れ、あらゆる可能性を模索したもののイベントを安全に進めるために必要な修復を行うことは不可能だったという。
CAMFとル・スポーツによれば、ステージが予定されていたルートは悪天候が続き、地元交通当局はラリーのレッキが始まるまでに修復を終えることができないと判断したという。
ここ何年かで最悪レベルの洪水に襲われた中国北部では何万人もの住民が避難を強いられており、現在も非常事態が続いている。
ラリーチャイナのキャンセルによる代替イベント開催は行われず、今季のWRCは全13戦となる。