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新型WRX STIがマン島のラップレコードを更新

 

ベテランのマーク・ヒギンズが、新型WRXSTIでマン島のTTサーキットのラップレコードを更新した。

新型スバルWRX STIが、英国・マン島のTTサーキット(37.8マイル)で19分26秒のタイムをマークし、2011年に当時のWRX STIがマークした4WDマシンでの最速記録を更新した。ドライバーは地元マン島出身のラリードライバー、マーク・ヒギンズ。

チャレンジングなTTマウンテンコースでヒギンズがたたき出したラップタイムの平均速度は時速116マイルで、トップスピードは時速160マイルに達した。

前回記録を樹立した時と同様に、ヒギンズのWRX STIはスタンダードのプロダクションモデル(北米仕様)で、300馬力の2.5L水平対向ターボのボクサーエンジンを搭載したもの。唯一改良されているのはスプリングとダンパーで、バンプやジャンプの多いコースで予想されるダメージを最小限に抑えるために調整されていた。また、ロールケージ、レーシングハーネス、消火器など基本的な安全装備を搭載していた。タイヤはダンロップのDIREZZAを使用。

今回の走行についてヒギンズは「一発のラップで決まった。新しい記録を作ることができて本当にうれしいよ。新型のシャシーは格段に向上しており、テクニカルなセクションでも、各セクターごとにタイムを詰めることができた」

「どんなレースでも、TTコースのような場所はない。距離も長いし起伏も激しい。郊外から市街地にまで広範囲に渡るので路面も常に変化していく。実際、速度幅としては、時速30マイルから、160マイル以上にまで上がっていくんだ。レースと同等だ」

TTコース自体のラップタイム記録は、2013年にジョン・マクギネスがホンダCBR 1000RRファイヤーブレードでマークした17分11秒6。平均速度は時速131.7マイルに達する。



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