9月28日にパリで開催されたFIAワールドモータースポーツカウンシルでは、2017年から、WRCマニュファクチャラーズ選手権に3ドライバー制を導入することも承認された。マニュファクチャラーは、最低2人、最大3人のドライバーをマニュファクチャラーズ選手権ポイント対象としてノミネートすることになり、ベスト2台に同ポイントが与えられる。
また、大幅に変更される2017年規定のワールドラリーカーで参戦できるのは、マニュファクチャラーからエントリーするドライバーのみとなる。これに対応し、2016年までの現行型ワールドラリーカーでエントリーするコンペティターに向けて、プライベーターカップが創設される。
このため、ドライバーのプライオリティ指定も以下の通りに変更となる。
・P1‐マニュファクチャラーからWRカーでエントリーするドライバー
・P2‐旧型のWRカーでエントリーするドライバー
・P3‐WRC2選手権のポイント対象となるコンペティターからエントリーするドライバー
また、ジュニアWRCへのエントリーに招待制を導入することも承認された。
マニュファクチャラーズ選手権の3ドライバー制が確定したことで、2017シーズンに向けてのストーブリーグが一気に加速していきそうだ。