ウェールズ出身のエルフィン・エバンスにとって、サルディニアはWRカーで出場するラリーとして参戦経験がある初めてのラリーだ。昨年のサルディニアはデビュー戦で6位と健闘したが、今年はトップ5入りを目指す。
エバンスは昨年、カタール出身のナッサー・アル-アティヤが撤退したことでそのシートを獲得。数日前に告知され、ルールに則りコ・ドライバーはジョバンニ・ベルナッキーニと組まなければならなかった。しかも初めてのWRカーだった。Mスポーツのボスであるマルコム・ウィルソンは25歳のエバンスに、サルディニアではもう少しハードにプッシュすることを許可するという。
「たしかに、彼はアルゼンチンよりもサルディニアではいい走りができるだろう」とウィルソン。
「フィエスタでは、彼にとって2回目の参戦となる初めてのラリーだ。1度目は理想的ではなかったけれどね。彼は昨年本当にギリギリで投入され、なんの準備もなく不慣れなコ・ドライバーを使わなければならなかった。彼にとっては理想的なトレーニングではなかっただろう」
しかし今年のサルディニアのステージは60パーセントが昨年と変わらないため、エバンスはレッキでチェックした後、大半のペースノートを再び使うことができる。
「少なくとも彼は昨年サルディニアを経験し、幾分かは理解を得た。ターゲットは昨年よりもいいリザルトを達成すること。分かり切ったことだよ」