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i20 R5、WRCデビューのコルシカ戦はまずまずの滑り出し

©Hyundai Motorsport

ヒュンダイ・モータースポーツはWRCコルシカ戦で、同社初のカスタマープロジェクトにより開発したヒュンダイi20 R5を実戦デビューを果たした。

Hyundai Motorsport

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テストドライバーも務めてきたケビン・アッブリングは、実戦最初のステージでいきなり49.72kmのロングステージに挑んだが、2番手のヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアR5)に0.6秒差のサードベストをマークした。その後もトップ3タイムを連発したが、デイ2の午前にパンクを喫してサスペンションにダメージを受けた後、午後のステージで水漏れ。その後、エンジンにもダメージが及んでいたためにリタイアを決断した。しかし、シリーズ屈指の難関ターマック戦で迎えたデビュー戦でまずまずの速さを見せたことに、チームは手応えを感じたようだ。

アッブリングは「新型マシンのペースは、まだ一部分を見せ始めたところ。金曜日はあの長い距離をトラブルなく走り切ったし、サービスでセッティングを調整し、土曜日の序盤は本当にいいペースが出せた」とコメント。

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このイベントには、プライベーターからもファビオ・アンドルフィとステファン・サラザン、2台のi20 R5がエントリー。4WDマシンで初めて参戦したというアンドルフィは、土曜日の最終ステージ(30.80km)では、ステージで先行車に追いつくハプニングに見舞われながらも部門ベストに2秒差という好タイムもマークした。一方サラザンは、土曜日の午後にタイヤ破損によるダメージでリタイアを喫した。

ヒュンダイ・モータースポーツのカスタマーレーシングマネージャー、アンドレア・アダモは「ツール・ド・コルスでは、新型マシンのパフォーマンスを証明することを目的としていた。我々も、そしてカスタマーからのエントリーでも、WRC2のトップレベルでのペースを見せることができた」とコメント。

「いちばん強さを発揮できているところで残念ながら水漏れが発生してしまった。このラリーのロングステージは、R5マシンのデビューには過酷すぎることは覚悟していたが、その通りになってしまった。今回の参戦から、まだ改良できる余地があることを学べたので、我々のカスタマーもこれからもR5カテゴリーでトップレベルの争いができるはずだ」



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