長年、日本の様々なモータースポーツシーンで愛用されているブレーキパッドブランド、ウィンマックスが、ヨーロッパで販売を開始する。ラリー界でも、トップドライバーが使用を始めている。
ポルトガルの強豪、ホセ・ペドロ・フォンテスは、ポルトガルラリー選手権の開幕戦から、グループN仕様のインプレッサにウィンマックスのブレーキパッドを装着している。
「ウィンマックスのブレーキパッドは、本当に素晴らしい。グリップがいいし、長持ちする。さらに、慣らしをしなくても完璧な性能を見せる」とフォンテスは満足を見せる。
スペインでは、元IRCプロダクションカップチャンピオンのエンリケ・ガルシア・オジェダが、三菱ランサーエボリューションIXに使用。今季はすでに数戦を終えているが、同様に満足を得ているようだ。
「パフォーマンスがいいだけでなく、他のトップメーカーに比べても価格面で強みがある。ライフが長いこと、グリップが優れていることが主なアドバンテージだね」
ウィンマックス・ヨーロッパは、オランダ、ポルトガル、スペイン、チェコと販売網を拡大中。さらに、アフリカでも販売を始めている。
ウィンマックスの伊藤和浩氏は「『Wシリーズ』のストリートまで含めたシリーズと、よりレースやラリーなどに特化した摩擦材ブランド『itzz』を世界で展開していきます。製品はすべて日本国内で生産しており、今後はラリーやレースなどでよりとんがった商品を開発します」と意欲的。WRCなどに進出する日も近そうだ。