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WRCスペイン:SS7までを終えて地元ダニ・ソルドがトップ

©HYUNDAI

WRC第12戦スペインは、デイ2のSS7までを終えて、地元のダニ・ソルド(ヒュンダイ)が首位。フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが17秒差の2番手、同じくフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセンが35.1秒差の3番手につけている。

ラリーは13日木曜日の夕方、デイ1としてバルセロナ市内のSS1で幕を開けた。人気の市街地ステージを制したのはフォード・フィエスタRS WRCを駆るオィット・タナック。わずか3.2kmのコースながら、後続に2.7秒差をつけて観客を沸かせた。

VOLKSWAGEN

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14日金曜日のデイ2からは本格的なグラベルステージがスタート。この日は3箇所のSSを2度走行する構成で、SS4/7のTerra Alta(38.95km)はラリー最長のステージとなる。日中のサービスは設けられていないため、ドライバーには慎重な戦い方が求められる。翌日からはターマックラリーとなるため、上位を狙うドライバーはなるべくこの日のうちにオジエとの差をつけておきたいところだ。そして天候は時折雨が混じる難しいコンディションとなった。

VOLKSWAGEN

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SS2でベストタイムをマークしたのはヒュンダイのティエリー・ヌービル。総合順位でもトップに躍り出た。ヌービルはドイツ、フランスと連続表彰台を獲得しており、この勢いに乗ってスペインも攻略したいところだ。続くSS3はフォルクスワーゲンのヤリ‐マティ・ラトバラがベスト。このステージでSS3番手タイムのヌービルは総合2番手にドロップ、SS2番手のオジエが総合トップに立つこととなった。この日前半の山場であるSS4もラトバラが制し、総合順位も3番手に浮上している。

CITROEN

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午後のステージではダニ・ソルドがSS5でベストタイムを獲得、一方のオジエは轍に悩まされてタイムが伸びず、あえなく首位陥落の憂き目に。また、このSS5では総合2番手だったヌービルがスピンで大きくタイムロス。さらに総合3番手のラトバラがサスペンション破損で走行を断念するなど波乱の展開となった。首位に浮上したソルドは続くSS6でも連続ベストタイムを獲得し、総合タイムでオジエに11.8秒差をつけて地元の意地を見せた。

M-SPORT

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SS7はこの日最後の長丁場。ここではシトロエンのクリス・ミークがベストタイムをたたき出すが、ソルドも1.7秒差でこれに続き、オジエとの差を17秒に拡大することに成功している。総合3番手は粘り強く走ったミケルセン、4番手にヌービル、5番手にはヒュンダイのヘイデン・パッドン、6番手にMスポーツのマッズ・オストベルグという順位となっている。

チームはこの日のステージを終えたマシンを75分間でターマック仕様に変更しなければならない。ターマックラリーとして争われる土曜日のデイ3は、SS8〜15の8SS。SS8は日本時間の15日15:10スタート予定となっている。

順位ドライバーマシンタイム/差
1ダニ・ソルドヒュンダイ i20 WRC1:18:44.4
2セバスチャン・オジエフォルクスワーゲン・ポロR WRC+17.0
3アンドレアス・ミケルセンフォルクスワーゲン・ポロR WRC+35.1
4ティエリー・ヌービルヒュンダイ i20 WRC+46.3
5ヘイデン・パッドンヒュンダイ i20 WRC+47.5
6マッズ・オストベルグフォード・フィエスタRS WRC+54.3
7クリス・ミークシトロエンDS3 WRC+1:06.3
8クレイグ・ブリーンシトロエンDS3 WRC+1:44.6
9オット・タナクフォード・フィエスタRS WRC+2:04.4
10エリック・カミリフォード・フィエスタRS WRC+3:44.3


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