今週開催されるWRCラリーGBで、ヒュンダイ・モータースポーツは過去2回、4位フィニッシュをマークしているが、今回はチームにとってGB初のポディウムフィニッシュを目指す。ドライバーの布陣は、ティエリー・ヌービルが#3、ダニ・ソルドが#4、ヘイデン・パッドンが#20のi20 WRCを駆る。
前戦スペインでは、ソルドとヌービルのふたりがポディウムを飾っており、チームとしては3人のいずれかをトップ3に食い込ませたい構えだ。チームは、8月のドイツから連続でポディウムフィニッシュを果たしている。このターゲットを掲げるフルグラベルに向けて、チームは1デイテストを実施した。
イタリア戦での優勝以来、安定して上位フィニッシュを続けたヌービルは、スペインで3位に入ったことにより、ドライバーズ選手権ではついに2位タイに並んだ。
「GBはとてもいいイベントだし、みんなが走るのを楽しんでいる」とヌービル。
「ここでコンペティティブな走りをするには、序盤からいいリズムをつかむことが必要。自分もそれを第一の目標にしている。今回もポディウムを争っていきたい。ここまで好リザルトを続けているので、それをキープしていきたいね」
前戦スペインでは、悲願の母国優勝にはあと一歩届かなかったものの、2位フィニッシュを飾ったソルドは、昨年のGBは4位。今年はさらに上を目指す。
「路面が変わりやすいイベントで、特に雨がたくさん降ると、すごくマディでスリッパリーになる。でも、このイベントに向けて、僕らもマシンも万全の準備が整っていると手応えを感じている」とソルド。
「いつもと同じように、トップ争いができるように挑んでいきたい」
ヌービル、アンドレアス・ミケルセンに次ぐドライバーズ選手権4位につけるパッドンは、2位まで16ポイント差。今季残り2戦で、十分に浮上できる圏内につけている。
「ラリースペインでは、ターマックでの走りが成長できて有意義なイベントになった」とパッドン。
「またグラベルに戻るので、GBを楽しみにしている。母国のニュージーランドにも似ているし、英語圏だしね。いつもエンジョイしているラリーだが、これまでいい結果を収めたことがないから、今年は流れを変えたいね!」