WRC英国:プレ会見「今回は2位にならなくてもいいんじゃない?」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRC英国:プレ会見「今回は2位にならなくてもいいんじゃない?」

©VOLKSWAGEN/Daniel Roeseler

WRC英国のスタート前に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。ドライバーズ選手権ポイントで同率2位に並ぶミケルセンとヌービル。2013年に選手権2位に入っているヌービルに対し、友人でもあるミケルセンが軽く牽制をしかけバトルの盛り上がりをうかがわせた。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
クリス・ミーク=KM(アブダビ・トタルWRT)
オィット・タナック=OT(DMACK WRT)
ティエリー・ヌービル=TN(ヒュンダイ・モータースポーツ)
アンドレアス・ミケルセン=AM(フォルクスワーゲン・モータースポーツII)

CITROEN/@World

CITROEN/@World

Q:
クリス、ポルトガルとフィンランドでは優勝を飾ったが、今回のアプローチは。
KM:
ポルトガルとフィンランドでは、勝ちを狙っていたわけじゃなかったし、今回もアプローチは同じだ。今回のGBはいつもとは違い、かなりドライだ。チャレンジングになると思う。特に土曜日は、タイヤ交換なしで1ループを走り切らなくてはならない。ここでは色々な要素が入り組んでいる。正しい判断をしたものが、いい走りができる。ダークホースは、オィット・タナックだと思う。彼は今年、シーズンを通していいペースを見せていたからね。面白い週末になるよ。

Q:
2017年マシンについて、パフォーマンスのレベルはどうか。
KM:
ライバルたちと一緒に走るまでは、何とも言えないね。それが唯一の指標だから。今は、経験したことのない作業にたくさん取り組んでいる。例えば、センターデフのマッピングについて、初めてエンジニアたちと作業をしている。こういった作業をしなくてはならないマシンは初めてだ。すべての部分でエンジニアと作業をするのは、チャレンジだ。来年、3、4戦を走ったら、全体が見えてくると思う。

Q:
オット、シェイクダウンでのベストタイムについて今の気分は。
OT:
自分にもチャンスが巡ってくるタイプのラリーなんだと思う。競技に身を置けるのはうれしいし、今年はDMACKのみんなと大きなステップを踏むことができた。ミシュランにはまだ追い付かない部分もあるとは思うが、コンディションによっては対等に戦えることもあるし、彼らを上回るケースもある。この週末がどうなるか、楽しみだね。ステージよってはプッシュすることも可能だ。

Q:
このコンディションは自分のタイヤに向いているか。
OT:
このタイヤでこのラリーを走ったことはないが、どんなコンディションでもチャンスはあると思う。ラリーに勝てるかどうか? それは自分には分からない。

Q:
来季について話せることは。
OT:
できれば来年は勝てたらいいね、その前にこの週末も。来年も継続することが必要だ。昨年は初めて大きなチームでフルシーズンを戦った。今年もシリーズに戻ることができ、2シーズン目ではすぐに自信を高めることができた。今年はとてもやりやすかったし、来年も同じように戦いたい。フィーリングはよくなっている。スタッフと馴染んで、一緒に取り組んでいる感じがとてもよくなっている。

Q:
来年は誰と勝つか。
OT:
ライゴ(モルダー、コ・ドライバー)とだね!
Q:
どのマシンで?
OT:
ステアリングが一つ、タイヤが4つ、それにペダルがついているやつだね!

Hyundai Motorsport

Hyundai Motorsport

Q:
ティエリー、ここから2戦はアンドレアスと選手権2位を巡って決戦になる。自信はどうか。
TN:
自信はある。彼に勝つ自信はすごくあるよ。彼も同じように自信があるはずだ。ここ2戦、僕らはたくさん戦ってきた。ヘイデン、ダニ、アンドレアスとは、いつも接戦になって、決着がつくのは最終ステージだ。自信がなくては、これに挑めない。

Q:
選手権2位に入ることは、どれだけ重要か。
TN:
とても重要だよ。でも、選手権2位になることにプレッシャーはない。一度、達成しているからね。
AM:
じゃあ、今回はならなくてもいいじゃないか!
TN:
チャンピオンが決まった今、次にいいのは2位だから、またなりたいよ。2013年にヤリ‐マティと2位争いをした時は、勝つことができた。今回はプレッシャーは少ない。道の上にとどまり、スムースでクリーンで、そして速い走りを維持することが大切だ。

Q:
アンドレアス、この週末はビッグバトルになる。
AM:
僕らも、とても自信があるよ。ティエリーも言ったように、僕らは今年、素晴らしいバトルをたくさんしてきた。今季は残り2戦だが、特別な考え方をする必要はない。この2戦も、他と同じように重要というだけだ。いい走りをしなくてはならないし、しっかり準備してきている。ラリーを完璧にするためには、それが必要だ。そして次のラリーも同じ。とても興味深い展開になるよ。僕らは一切ミスができない。特に、他のドライバーも僅差で続いているからね。本当に面白い戦いになると思う。ティエリーと戦うのは、IRC時代から本当に楽しんできた。僕らはベストを尽くさなくてはならない。どちらも譲らないよ。

Q:
初めてラリーGBに参戦してから10年経ったということだが、特別な思い出はあるか。
AM:
もちろん。ラリーを始める場所としては、最高の環境だ。ルシンに住んでいて、そこで参戦活動を続けていた。10年間はとても早かった。10年前よりもいいリザルトを収めたいね!



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