先週、シェイクダウンテストの様子がメディアに公開された三菱アウトランダーPHEVラリー仕様プロトタイプ。8月のアジアンクロスカントリーラリー選手権に向けて精力的なテストが行われていた。
マシンのディテールを写真でチェックする。
■ワイドボディ
FIA T2クラスの最大全幅サイズ(2000mm)に合わせるために、オーバーフェンダーを装着してボディサイズを拡幅。地上高もアップされている。
■タイヤサイズは235/85-16
235/85-16というのはFIA T2クラス最大サイズ。2014年までは205/80R16サイズを装着。(市販モデルとほぼ同サイズ)
■タイヤメーカーはフェデラル
これは、フェデラルがアジアクロスカントリーラリーのメインスポンサーであるため。バハではファルケン(住友ゴム)を装着する。
■ホイールはワーク製
ホイールはアジアクロスカントリーラリー、バハ・ボルタレグレともワークを装着。今回のプロトタイプモデルのために、新設計の鍛造ホイールを試作。ホイールナットの装着部分を面取りするなど、三菱サイドからの要求で作業性の向上にも配慮。昨年までの市販モデルは5穴。プロトタイプではハブやブレーキも交換されており6穴となっている。
■ダンパー&スプリングはテイン製
三菱がダンパーサイズ、バネレート、ストローク量を設計。それに合わせてテインが製作し、減衰力はテインが調整。「スプリング長は、テインがこれまで製作したスプリングのなかでも最長」とは後藤エンジニア。テインと自動車メーカーのジョイントは、今回が初めて。