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オストベルグ、オーストラリア参戦は意外にも3回目

©M-Sport/McKlein

今週末に開催されるWRCオーストラリア戦は、マニュファクチャラーチームにとって、現行型WRカーでの最後の参戦。エコブーストエンジンのフォード・フィエスタRS WRCで戦うMスポーツにとっても、一つの時代の終わりを迎える事になる。

2011年のラリースウェーデンで初優勝を飾ったフィエスタRS WRCは、その後、78のラリーを戦い、トップ3フィニッシュを50回達成。ポディウム独占も3回果たした。

この中で重要な役割を果たしたのが、マッズ・オストベルグ。ポディウム9回をマークした他、3回のポディウム独占のすべてで表彰台に上がった。今年オーラ・フローネをコ・ドライバーに迎えたオストベルグは、今週のオーストラリアで自己ベストリザルトを目指す。これまでに参戦経験は2回と意外にも少ないが、2013年には5位に食い込んでいる。

「オーストラリアはいつも楽しみにしている。選手権の、どのイベントとも違う独特なチャレンジだ」とオストベルグ。
「今年は少し会期が遅いので、走行順がアドバンテージになるのか、それとも不利になるのか、確認しなくてはならない。通常は後ろの方が有利になるが、ダストのリスクもある。これまでオーストラリアに2回しか参戦したことがないのは不思議な感じがするが、全力を尽くしてできる限りいいリザルトを収めたい」

一方、エリック・カミリは今回が初めてのオーストラリア参戦。今季は経験を積む事を最優先に掲げているカミリは、トラブルなしで全てのステージをクリアすることが目標となる。

「また一つ、新しいラリーを経験することを本当に楽しみにしている」とカミリ。
「学ぶことは多いと思うが、見る限り素晴らしいラリーのようだし、景観もアメージングだ。初めて出るラリーではいつもそうであるように、レッキで作るペースノートがとても重要になる。今年は、この点で大きく成長することができた。その成果を存分に生かしたい。いい形で今季を終えたいが、全てのステージを走り切って、最大限の経験を積む事も重要だ」



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