WRCラリーオーストラリアでは、WRC2のタイトルチャンスを残していたエサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアR5)が部門優勝。自身初となるWRC2タイトルを獲得した。オーストラリア戦では、選手権ライバルのティーム・スニネン、エルフィン・エバンスが、いずれもノミネート戦消化済みのために不出走の中、ラッピは部門2位以上でフィニッシュすればタイトルが決まる状況。金曜日のSS1からステージウインを決めると、そのままラリーをリード。全23SS中22本でベストタイムを刻み、最終的に4分半以上まで差を広げての完勝でタイトル獲得を決めた。ラッピにとっては、2014年のERC以来の国際シリーズタイトルとなった。
「天にも昇るような気持ち。ラリードライバーとしての人生の中で、一番大きな一日だよ」とラッピ。「ラリーオーストラリア前はとても緊張していたが、僕も(コ・ドライバーの)ヤンネもラリー中、冷静で、チームのために優勝を収めることができた。完璧なマシンを調えてくれたシュコダ・モータースポーツのみんなには、本当に感謝している」