12月2‐4日、イタリアのモンツァで開催されたラリーショーに、ヒュンダイ・モータースポーツのダニ・ソルドが、2016年スペックのi20 WRCで参加。総合2位でフィニッシュした。
モータースポーツの様々なカテゴリーからドライバーが参戦する、毎年恒例のこのラリーイベント。F1コースのセクションなども含む、10本のターマックステージが設定された。ソルドは開幕ステージでベストタイムをマークして首位に立ったが、2本目でパイロンを引っかけて5秒のタイムペナルティを喫した。土曜日には、33kmのグランプリステージで混雑に巻き込まれ、3位に後退。しかし、日曜日の最終ステージで、0.5秒差で順位を1つ上げた。ソルドは、最終的に合計6本でステージウィンを獲得したが、地元イタリアの元GPライダー、ヴァレンティノ・ロッシ(フォード・フィエスタRS WRC)に18.4秒及ばず、2位でのフィニッシュとなった。
「10本中、6本で勝ったが、ヴァレンティノはとても強く、長いステージでより速かった。ここで勝負が決まった」と語るソルドは、2010年、2013年のこのイベントで勝利を収めている。「僕らはマシンのセッティングに少し苦戦し、タイヤの関係で長いステージには彼の方に少し分があったのかもしれない」
このイベントの後には、2台対決のモンツァ・マスターズ・ショーが行われたが、ソルドはここでもロッシに勝利を譲る事となった。ファイナルでロッシと対決したソルドは、序盤リードに立ったが、その後メカニカルトラブルに見舞われた。
「2秒ほどリードに立ち、あと1ラップというところでマスターズ・ショーで負けたのは、心が痛むね。フィニッシュまであと1.5kmしかなかったのに」とソルド。
「ターボが壊れて、2位に甘んじるしかなかったよ」