FIAヨーロッパラリー選手権(ERC)第3戦アクロポリス・ラリー(グラベル&ターマック)は3月38-30日、ギリシャのルートラキを拠点に開催される。今季はWRCのカレンダーから外れたアクロポリス・ラリーがERC戦として開催されるのは、実に約50年ぶりのことだ。
通常よりもかなり早い3月末の開催となったため、山岳エリアでは雨や雪の可能性も残ることから、28日にスタート順を決める予選を行った後、29日のデイ1はターマックステージのみ、30日のデイ2はコリントスの市街地で行われるオールターマックのSS以外はグラベルステージというミックス路面での構成となっている。
今回のアクロポリス・ラリーでは、プジョーのR5マシン、208T16 R5がERC戦に初登場。昨年のイプルーラリーではコースカーとして公の場に登場したが、実戦となる今回は、プジョーラリーアカデミーのクレイグ・ブリーンとケビン・アッブリングがドライバーを務める。既に生産50台目を迎えたフォード・フィエスタR5陣からは、カエタン・カエタノビッチ、ジョルダン・サルデリディスがエントリーしており、R5マシン対決にも注目が集まる。
その他、前戦のラトビアで勝利を飾ったエサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアS2000)、ブライアン・ブフィエ(シトロエンDS3 RRC)、ブルーノ・マガリエス(プジョー207 S2000)などの強豪がエントリーリストに名を連ねている。
アクロポリス・ラリーに設定されるのは、計13SS・238.84km。