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ダカールラリー9日目:ローブが3度目のステージウィンで首位を奪還

©PEUGEOT

ダカールラリー2017、9日目(1月10日)ステージ8は、ウユニからアルゼンチンのサルタへと南下する892km。うち競技区間は492kmが予定されていたが、豪雨によって川の水があふれ出したことから、この日のルートはボリビアとアルゼンチンの国境の間を176kmのリエゾンでつなぐふたつの区間に分割された。

嵐の中、砂丘に挑む今大会のマラソンステージ後半は、標高4400mの高地まで上っていく。この日も、プジョー 3008DKRのチーム・プジョー・トタル勢同士が争う展開となった。

総合首位でこの日をスタートしたステファン・ペテランセルは、110km地点でタイムロス。最初のパッセージコントロールを前に、総合2番手から追っていたセバスチャン・ローブのパスを許す。この日はパンクにも見舞われたローブだったが、今大会3度目のステージウィンでこの日を終えた。この結果、ローブは総合首位に返り咲いた。
「今日のステージは高速区間もあるなど自分の好きなタイプだったので、必死に攻めた」とローブ。
「差を広げたいと思っていたが、ステージ終盤でパンクをしたのでタイヤ交換のために数分をロスした。それでもベストタイムだったので、OKだ。悪くはないし、まだ戦いは続いている」

一方、連覇を目指すペテランセルは「いいステージだった。最後の300kmは、WRCのようなコースだった」とコメント。
「このようなコンディションでセバスチャンと戦うのは、簡単ではない。多少ロスはしたが、それほどではない。まだ総合順位ではチャンスがある。今日は本当にドライビングが楽しかった」

「モータースポーツでは、時にチームオーダーが出ることもある。自分たちがそうなるかは分からないが、最後まで戦いを続けていく方がいいね」

プジョー 3008DKR勢では、前日総合順位を4番手に落としたシリル・デプレも、この日は再び3番手に再浮上している。

日野チームスガワラの2台は菅原照仁が総合8番手、菅原義正が総合32番手とし、排気量10リットル未満クラスの1-2を維持ししている。

10日目のステージ9は、今大会の山場と見られていたスーパー・ベルンの走行が予定されていたが、連日の豪雨により走行する地域がここ40年で最悪と言われる洪水に見舞われていることから、主催者はこのステージのキャンセルを決定。競技は12日木曜日にステージ10から再開される。

ステージ10は、チレシトからサンフアンを走る751km、うち競技区間は起伏の激しい449km。

2017年ダカールラリー総合順位(Stage8終了時点/Car)
1 S.ローブ/D.エレナ(プジョー) 20:10:05
2 S.ペテランセル/J-P.コトレ(プジョー) +1:38
3 C.デプレ/D.キャステラ(プジョー) +17:17
4 N.ロマ/A.ハロ(トヨタ) +23:36
5 M.ヒルボネン/M.ペリン(MINI) +53:41
6 G.ドゥビリエ/D.フォン・チチェウィッツ(トヨタ) +1:21:44
7 O.テラノバ/A.シュルツ (MINI) +1:26:47



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