DMACKワールド・ラリーチームは、2017年のWRC参戦ドライバーとして、エルフィン・エバンスを起用することを発表した。マシンは2017年スペックのフォード・フィエスタWRC。
2017年のWRC規定では、2017年仕様のWRカーをエントリーできるのはマニュファクチャラーのみに限定されているため、選手権争いでは、エバンスはMスポーツの3人目のポイント対象となり、ラリーモンテカルロから参戦する。コ・ドライバーは2015年にWRカーで参戦していた際のパートナーであるダニエル・バリットが戻る。ふたりは1月13日に、フランスでイベント前テストに参加する。
R5マシンでの参戦となった2016年、エバンスはDMACKから英国選手権に参戦し、7戦中5勝をマークしてタイトルを獲得。12月に行われたベッテガ・メモリアルでは総合優勝を飾っていた。
「WRCが新しいWRカーを迎えるというドラマチックなタイミングで、再びWRカーをドライブできることに本当にワクワクしている。このチャンスを与えてくれたDMACKに感謝している」とエバンス。
「2016年はDMACKとの参戦活動と、2017年の新タイヤの開発にも関わり、とても満喫できた」
DMACKは、モンテカルロとスウェーデンでは、トレッドパターンとスタッドシステムなどデザインを一新したウインタータイヤを投入する。
DMACKはさらに、WRC2に7戦エントリー。昨年の「ドライブDMACKフィエスタ・トロフィー」のチャンピオン特典として、オシアン・プライス、マックス・バタネン、ジョン・アームストロングの3名が、MスポーツがプリペアするフィエスタR5を駆る。