スバルとSTIは、1月13日に開幕した東京オートサロンでのメディアカンファレンスにおいて、2017年のモータースポーツ活動計画を発表した。その中で、米国を中心に展開されているグローバル・ラリークロス(GRC)については、スバル・ラリーチームUSAへの参戦活動について、技術支援を本格化させることを明かした。
現在、米国内ではプロパーなラリーを凌ぐ人気の高まりを見せているラリークロス選手権に、STIからは野村章プロジェクトシニアマネージャーを起用。600馬力以上を誇るラリークロスのスーパーカー部門において、参戦車両であるスバルWRX STI GRCスーパーカーのエンジン出力改善、耐久信頼性向上、ローンチコントロール改善の他、コーナリングスピードを上げるためのジオメトリーの最適化と剛性アップおよび慣性モーメントの低減を図り、「速さ」と「ドライバーが意のままに操る」ことの、高いレベルでの両立を目指して開発を進めているという。
ドライバーは既報の通り、2016年に初めてGRCクリス・アトキンソンと、すでにGRCで実績を積んでいるパトリック・サンデルを起用。チーム運営は引き続き、米国のバーモントスポーツカーが担当する。