ラトバラ「豊田社長の支援姿勢がトヨタ入りの決め手」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ラトバラ「豊田社長の支援姿勢がトヨタ入りの決め手」

©TOYOTA

待望のWRC復帰を果たすトヨタが、エースとしてステアリングを託すラトバラ。イベント前記者会見の席でストーブリーグ中の気持ちを問われ、一時はフィンランド国内戦への参戦も視野に入れていたと言い、チーム総代表を務める豊田章男社長のプロジェクト支援の姿勢がトヨタ入りの決め手になったことを明かした。

Q:
ヤリ‐マティ、セブ同様、TOYOTA GAZOO Racingという新しいチームとマシンで新たなシーズンを迎える。チームにとっては1年目のシーズンだ。マシンはどうか。最初から勝てるか。
J-ML:
テストは10日か12日くらい行ったので、かなり変わったと思う。フォルクスワーゲンが参戦をやめ、ひと月くらいは何をしたらいいのか分からなかった。自分の感覚を保つために、フィンランド選手権に出ることも考えていたんだよ! トヨタのシートを得られてとてもうれしかったし、フィーリングはテストを重ねるたびにどんどんよくなっている。シェイクダウンはトリッキーだったが、今はマシンに対する自信も高まっている。

Q:
フォルクスワーゲンのニュースは、これまでの人生で一番ストレスのたまる時間だったと言っていたが、新しい冒険に乗り出そうとしている今の気持ちはどうか。
J-ML:
もしかしたらフィンランド選手権に出なくてはならなかったかもしれないと言ったが、セブも言ったように、もし1年休んだら最前線に戻って来るのは難しい。とにかく休みたくはなかった。簡単には戻ることはできないからね。だから、選手権に残るためにプッシュした。プライベーターになる可能性もあったが、マニュファクチャラーで走れば、マシンを開発するためのサポートを受けることができる。特に、豊田章男社長のような人がいるチームならね。彼は、このプログラムを長年支持してきてくれた。

Q:
ヤリスWRCの初勝利はいつになるか。
J-ML:
このマシンは、走り始めてまだ1年にも満たない。最初のテストは3月か4月だったから、まだまだ開発時間が短い。フォルクスワーゲンのテスト期間は、もっともっと長かった。自分にとっての今シーズンは、マシンへの取り組みに時間をかけて、さらに速くすること。そうすれば、シーズンの終わり頃には、ポディウムか優勝を狙えるようになるかもしれない。しかし、最初の6カ月はマシンへの作業が優先。ターゲットは2018年だ。今はとにかく他のマシンのレベルに追いつくことが先だ。



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