先週、シェイクダウンテストの様子がメディアに公開された三菱アウトランダーPHEVラリー仕様プロトタイプ。8月のアジアンクロスカントリーラリー選手権に向けて精力的なテストが行われていた。
マシンのディテールを写真でチェックする。
■エンジン&モーター
発電用のエンジンは、充電不足にならないように走行中は6,000rpm付近をキープしている。エンジンが駆動力をサポートしてくるのは160km/h以上の領域。したがって、アジアクロスカントリーラリーの実戦でも、走行中の駆動はほぼツインモーターのみになるという。
■バッテリー
量産車と同じバッテリーセルを使用しているが、フルフラット状に床下に敷き詰めるなど搭載方法を工夫し、大容量化と高出力化が図られている。そのため、乗員の搭乗位置は従来よりも高め。
■テストコース
シェイクダウンテストは池の平ワンダーランドダートコース(愛知県豊田市)で行われた。愛知県と長野県の県境に位置するダートコース。現在も、JAF公認のダートトライアルを年に数戦開催する。約20年前にはケネス・エリクソンも開発テストのために走ったことがあるという。