2017年WRC開幕戦のラリーモンテカルロは19日に初日の競技が行われ、トヨタのユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)が総合3番手につける好走を見せた。
初日は、モナコのカジノ前広場をスタートし、SS1と2のナイトステージふたつをこなしながら、サービスパークのあるギャップへと戻るルート設定。SS1のアクシデントの後、ハンニネンはSS2をトップのティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)から15.0秒差の3番手タイムで走り切り、初日を終えて総合3番手につける素晴らしいスタートを切った。
「OK、まずまずのスタートだ」と、ハンニネン。
「スタートは苦労した。(スタートラインで)30分待たされたし、そのおかげでタイヤなどすべてが冷えてしまった。マシンがいいことは分かっている。あとは、ドライバー次第だ」
一方、SS2トップのヌービルから28.4秒遅れの9番手でフィニッシュしたヤリ-マティ・ラトバラは次のようにコメントした。
「かなり厳しいステージだ。湿ったところもあれば、ドライのところ、アイスのところもあった。かなり、かなり慎重に攻めた。アイスでは余計にタイムをロスしたが、確実にミスをしないようにしたかった。タイム差には驚いた。アイスでの走りに自信があれば、差をつけることができるね」