WRC開幕戦ラリーモンテカルロ、WRC2部門ではシュコダ・モータースポーツからシュコダ・ファビアR5でエントリーしているアンドレアス・ミケルセンが、デイ2を終えた時点で、部門2位につけるチームメイトのヤン・コペッキーに2分47秒4と大差をつけての独走態勢を固めている。
今回、40年前にモンテカルロで部門初優勝を果たしたシュコダ130RSの当時のカラーリングをあしらったマシンで参戦しているミケルセンは「ファビアR5には大満足だよ!」と会心の笑顔。ミケルセンはシュコダから参戦した2011年、2012年に、IRC初の連覇を遂げている。「最初は、かなり調整しなくてはならなかったのは言うまでもないが、慎重にスタートし、徐々にテンポを上げていった。コンディションは最高に難しいが、今は、このマシンを我が家の様に感じているよ」
この日は序盤、コペッキーが首位に立ったが、ペースを上げてきたミケルセンが追い上げた。イベント最長の38.94kmステージ、1回目の走行では、このステージだけでセカンドベストのブライアン・ブフィエ(フォード・フィエスタR5)に46.5秒の差をつける激走を見せ付けた。
コペッキーは金曜日の午前中にパンクに見舞われ大量ロスを喫したものの、その後挽回してブフィエをかわして部門2位でこの日をまとめた。
「この順位を守り切りたいね。まだ先は長いので、必死の戦いを続けていく」とコペッキー。またシュコダからは、WRC2登録外で、ポンタス・ティデマンドがモンテカルロ初参戦に挑んでおり、トップ3タイムを連発する健闘を見せている。
ラリーモンテカルロ WRC2部門リザルト(デイ2終了時点)
1. A.ミケルセン(シュコダ・ファビアR5) 2:11:15.4
2. J.コペッキー(シュコダ・ファビアR5) + 2:47.4
3. B.ブフィエ(フォード・フィエスタR5)+ 4:55.0
4. E.カミリ(フォード・フィエスタR5) + 7:44.6
5. Q.ジルベール(フォード・フィエスタR5) + 7:58.5