全日本ラリー選手権で若手ドライバーや女性ドライバーの育成を積極的に行っているエムスポーツ(東京都町田市)が、今年はAPRC開幕戦のラリー・オブ・ワンガレイ(ニュージーランド)に2台のマシンを投入することになった。ドライバーの一人は、全日本ラリーで唯一の女性ドライバーとして活躍している、いとうりな。マツダ・デミオでのラリー参戦が多いが、ワンガレイではグループN仕様のEP3シビックを駆る。
APRCでは2013年からASN(日本ではJAF)公認車両の出場が認められたことでトヨタ86などの参戦が期待されていたが、書類手続きが煩雑であるために具体的な効果が出ていなかった。しかし、2014年はJAFとオーストラリアのASNであるCAMSの公認車輌に関してはホモロゲーション申請などの書類申請が不要となったため、全日本戦で活躍するRJ車両での出場が可能に。エムスポーツでもRJ仕様のデミオを用意し、全日本ではARTAカラーの86で戦う増川智がドライブする。
チーム代表の南野保は、「ワンガレイは素晴らしいグラベルステージが用意されています。ぜひその環境を無駄にせず、最後まで走り切って、ラリーを楽しんで欲しいですね」と豊富を語った。
ラリー・オブ・ワンガレイは、4月11−13日、ニュージーランド北島北部にある都市、ワンガレイを拠点に開催される。