オペル・モータースポーツは、今季のERCジュニアに3台をエントリーすることを発表。新たに新設する27歳以下部門の参戦ドライバーに、ヤリ・フッツネン、クリス・イングラム、タマラ・モリナーロを起用。オペル・アダムR2でエントリーする。
オペルは2015年のエミル・ベルクビスト、2016年のマリヤン・グリエベルと2年連続でERCジュニアチャンピオンを輩出しており、3ドライバーもタイトルを目指して取り組んでいくこととなる。
まだあどけない少女の顔でラリープラス本誌にも注目選手として登場したイタリアのモリナーロも、順調にスキルを積み、今は19歳。FIAウーマン・イン・モータースポーツコミッショナーのミシェル・ムートンも注目していた逸材は、昨年はアダムR2でラリーでのトレーニングを始め、いよいよ国際シリーズでのフルプログラムに挑む。オペル、ピレリ、さらにレッドブルからも支援を受けるモリナーロのコ・ドライバーは、オーストリア出身32歳のウースラ・マイヤーホーファーが務める。
若手育成プログラムを順調に進めているオペル・モータースポーツのディレクター、ヨルグ・シュロットは「オペル・ラリー・ジュニアチームは、ここ2年成功を収めており、各方面から大きな期待がかかっていることを感じる」とコメント。
「今年は、様々なバックグラウンドを持った多彩なキャラクターのメンバーが揃った。タマラは、ラリーキャリアはまだ始まったばかりだが、すでに経験あるふたりとともに、それぞれのスタートポイントから取り組んでいく姿を楽しみにしている」
ERCジュニアU27は、今季6戦の構成で、3月30日開幕のアゾレスラリー(グラベル)が初戦となる。