2月9日、WRC第2戦スウェーデンがカールスタッドのスーパーSSで開幕。トヨタのヤリ‐マティ・ラトバラがトヨタ復帰後初のSSベストタイムをマークし、首位発進となった。
かつてのホストタウンであるカールスタッドの競馬場で開催されたSS1は、2台同時スタートのスーパーSS。1.90kmのトラックには多くの観客が集まり、熱狂のもと開催された。スタート順はリバースオーダーとなり、WRC2クラスから次々とコースイン。3組目に登場したのは、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムで参戦する日本の若手、勝田vs新井だった。ここでは「いくつかシフトミスをしてしまった」と言うものの新井が1.2秒先行してWRC2の7番手、勝田はクラス10番手からのスタートとなった。WRC2のトップはシュコダのオーレ・クリスチャン・ベイビーが獲っている。そしてマシンはWRカークラスへと移っていく。2017年型WRカーの一番手として登場したのはトヨタのユホ・ハンニネン。対するは、シトロエンDS3 WRCで出場するステファン・ルフェーブルだ。ハンニネンは暫定ベストタイムを獲得。最終的には8番手タイムからのスタートとなった。そしてハイライトは、この日最後のカード、トヨタのラトバラとMスポーツのセバスチャン・オジエ。かつてのチームメイト同士の対決を制したのはラトバラだった。トヨタにとっては復帰後記念すべき初のSSベストタイムをたたき出し、同時に走行したオジエに0.9秒、SS2番手のティエリー・ヌービルに0.6秒の差をつける好スタートを切ることとなった。オジエはSS5番手タイムから上位を狙うこととなる。
競技2日目となる2月10日は、SS2〜SS8の計7SSが行われる。SS距離はいずれも16.42km〜24.88kmという標準的なものだが、この日最後のSS8以外は隣国ノルウェーに越境しながらのステージも含まれる。本格的なラリーの幕開けとなるSS2は、日本時間2月10日の15:59スタート予定。
WRCスウェーデンSS1終了後暫定リザルト
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
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1 | ヤリ‐マティ・ラトバラ | トヨタ・ヤリスWRC | 1:34.1 |
2 | ティエリー・ヌービル | ヒュンダイi20クーペWRC | +0.6 |
3 | ダニ・ソルド | ヒュンダイi20クーペWRC | +0.7 |
4 | オット・タナク | フォード・フィエスタWRC | +0.8 |
5 | セバスチャン・オジエ | フォード・フィエスタWRC | +0.9 |
6 | マッズ・オストベルグ | フォード・フィエスタWRC | +1.2 |
7 | クリス・ミーク | シトロエンC3 WRC | +2.0 |
8 | ユホ・ハンニネン | トヨタ・ヤリスWRC | +2.1 |
9 | エルフィン・エバンス | フォード・フィエスタWRC | +2.1 |
10 | オーレ・クリスチャン・ベイビー | シュコダ・ファビアR5 | +2.4 |