WRC第2戦スウェーデンは競技2日目、SS8までを終えてヒュンダイのティエリー・ヌービルがラリーをリード。2番手にはトヨタのヤリ‐マティ・ラトバラ、3番手にシトロエンのクリス・ミークがつけている。
この日行われたのはSS2〜SS8の計7SS。3カ所の林道ステージを2度ずつ走行し、トルスビーでのSS8でフィニッシュとなる。SS総距離145.65kmと、いよいよ本格的なステージの幕開けに注目が集まった。オープニングステージとなるSS2でベストタイムを獲得したのはヌービル。シトロエンのミーク、Mスポーツのオィット・タナックに続くSS4番手には、前日のスーパーSSで一番時計を刻んだラトバラがつけた。ヌービルは続くSS3でもベストタイムをマークしたが、ラトバラが0.6秒の僅差でセカンドベストを出し、総合タイムでも2番手に浮上した。ラトバラはSS4で今大会2度目のベストタイム。しかもSS2番手のヌービルに8.5秒という差を築き、SS1でのベストタイムが偶然でないことを示してみせた。午前中のSS4までを終えて、総合首位はラトバラ、2番手にヌービル、3番手にミーク、4番手にMスポーツのセバスチャン・オジエというオーダーとなった。ラトバラから5番手のタナックまでは20秒差となっている。
総合3番手には、SS8でベストタイムを刻んだタナック。ヌービルからは49.1秒とやや差が開きはじめた。総合4番手はミーク、総合5番手には、先頭走者ゆえ路面状況に悩まされタイムの伸びないオジエがつけている。タナックとミークの差は2.1秒、ミークとオジエの差は3.9秒と接近しており、3番手争いはさらに熱を帯びそうだ。
2月11日の競技3日目はSS9〜SS15の7SS、SS距離は125.38km。ラリー最終日に残されたステージはわずか3SSとなるため、明日が勝敗を分けるひとつの山場となるはずだ。特にラリー最長となる31.60kmのKnon(SS9/12)はタイム差を拡大する、あるいはひっくり返すチャンスとなる。SS9スタートは日本時間2月11日の16:08スタート予定。
WRCスウェーデンSS8終了後暫定リザルト
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
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1 | ティエリー・ヌービル | ヒュンダイi20クーペWRC | 1:16:24.7 |
2 | ヤリ‐マティ・ラトバラ | トヨタ・ヤリスWRC | +28.1 |
3 | オット・タナク | フォード・フィエスタWRC | +49.7 |
4 | クリス・ミーク | シトロエンC3 WRC | +51.8 |
5 | セバスチャン・オジエ | フォード・フィエスタWRC | +55.7 |
6 | ヘイデン・パッドン | ヒュンダイi20クーペWRC | +1:17.8 |
7 | ダニ・ソルド | ヒュンダイi20クーペWRC | +1:40.3 |
8 | クレイグ・ブリーン | シトロエンC3 WRC | +1:54.3 |
9 | エルフィン・エバンス | フォード・フィエスタWRC | +3:01.5 |
10 | ステファン・ルフェーブル | シトロエンDS3 WRC | +3:23.6 |