WRC第2戦ラリースウェーデンは2月12日、最終日に設定された3SS(58.81km)の競技が行われ、この日を3.8秒差の首位からスタートしたトヨタのヤリ‐マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)がそのリードを29.2秒に拡大し、総合優勝を果たした。
オープニングのSS16は21.90km。ラトバラは2位のオィット・タナック(フォード・フィエスタWRC)に7.1秒差のベストタイムをたたき出し、リードを10.9秒に拡大する。続く21.19kmのSS17でもラトバラは2番手タイムのタナックを9.1秒ちぎるスーパーベストタイムで、その差を20.0秒とした。
迎えた最終SS18はトルスビーで行われる16.42kmのパワーステージ。大勢の観衆が見守るなか、ラトバラはここでもベストタイムを奪取。今シーズン18年ぶりにWRC復帰したトヨタに、復帰2戦目にして早くも総合優勝の栄誉をもたらした。
ヤリ‐マティ・ラトバラ 最終SSフィニッシュ後のコメント「アメージング。新しいチーム、新しいマシンでの2回目のラリーで、もう優勝したんだ。とにかく、もうこの気持ちを表す言葉がないよ。本当に、感無量だ。これまでのパワーステージで、今日、ベストの走りをヤリスで決めた」
「今は、もっと勝ちに行く、と言葉にすることができる。選手権も面白くなってきた。次はメキシコだから、必死でハードワークを始めなくてはならないと思うが、選手権争いを続けていく」
WRCスウェーデン リザルト
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|
1 | ヤリ‐マティ・ラトバラ | トヨタ・ヤリスWRC | 2:36:03.6 |
2 | オット・タナク | フォード・フィエスタWRC | +29.2 |
3 | セバスチャン・オジエ | フォード・フィエスタWRC | +59.5 |
4 | ダニ・ソルド | ヒュンダイi20クーペWRC | +2:11.5 |
5 | クレイグ・ブリーン | シトロエンC3 WRC | +2:51.2 |
6 | エルフィン・エバンス | フォード・フィエスタWRC | +5:26.6 |
7 | ヘイデン・パッドン | ヒュンダイi20クーペWRC | +5:31.2 |
8 | ステファン・ルフェーブル | シトロエンDS3 WRC | +7:14.7 |
9 | ポンタス・ティデマンド | シュコダ・ファビアR5 | +9:11.1 |
10 | テーム・スニネン | フォード・フィエスタR5 | +10:02.9 |