2014年WRC開幕戦ラリーモンテカルロは序盤の3SSを終了し、ギャップのサービスパークへと戻っている。総合トップは、フォード・フィエスタを駆るブライアン・ブフィエ。シトロエンのクリス・ミーク、ヒュンダイのダニ・ソルドが続いている。
この日午前中に行なわれた3つのステージのうち、ふたつでトップタイムを獲得したのはフォード・フィエスタRS WRCを駆るロバート・クビカ。SS2を終えた段階で、総合2番手につけたチャンピオンのセバスチャン・オジエを36.8秒も引き離す快走を見せた。
SS1では、ヒュンダイのティエリー・ヌービルとフォードのフランソワ・デルクールがコースアウトし戦線離脱。モンテカルロはラリー2規定が適用されないため、ふたりはここでラリーを終えることとなった。
そして波瀾が起きたのはSS3。ここでトップタイムをたたき出したのは、それまで総合4番手だったブライアン・ブフィエ。タイヤ選択が見事にあたり、総合首位のクビカを1分24秒3も引き離してみせた。ブフィエに続いたのはエルフィン・エバンス、オリビエ・ブリにセバスチャン・シャルドネ。
一方、タイヤが合わなかったフォルクスワーゲン勢はセバスチャン・オジエが総合9番手、アンドレアス・ミケルセンが総合17番手、ヤリ‐マティ・ラトバラが総合18番手という結果となり、タイヤチョイスが明暗を分けるかたちとなった。
午前中を終えての総合タイムは以下のとおり。
【SS3後暫定総合順位】※タイムを更新しました
1:B.ブフィエ(フォード) 45:44.2
2:K.ミーク(シトロエン) +13.6
3:D.ソルド(ヒュンダイ) +41.5
4:R.クビカ(フォード) +42.5
5:E.エバンス(フォード) +46.7
6:S.シャルドネ(シトロエン) +51.7
7:O.ブリ(フォード) +1:09.0
8:M.オストベルグ(シトロエン) +1:14.0
9:S.オジエ(フォルクスワーゲン) +1:19.4
10:J.メリハレク(フォード) +1:55.2
13:M.ヒルボネン(フォード) +2:32.4
17:A.ミケルセン(フォルクスワーゲン) +2:57.7
18:J.ラトバラ(フォルクスワーゲン) +3:04.2
ラリーはこの後、SS4から再開。日本時間21時32分スタート予定だ。